ヨガ仲間に借りた一冊です。三冊借りて最後に読んだのですが、これがいちばん入門ぽいです。
この本にも、ビートルズの師であるマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーが瞑想の章で出てきています。
ジョン・レノンってやっぱり偉大。ここまで現代カルチャーに影響を与えている人はやっぱりいない気がします。マドンナが与えたヨガ・ブームどころのスケールじゃないもんなぁ。
だって、あのスウィンギン・ロンドンな時代を生きて、トぶだけトんじゃって、脳内麻薬も外からの麻薬も働きまくった後で、瞑想です。ハンパじゃない感度がないとなかなか足を踏み入れない世界だと思います。
話を戻して・・・
この本にはものすごくやさしいヨーガについての解説があるので、本当に運動不足でインドの美容健康法に興味のある人には読みやすい内容だと思います。うちこは既に数冊、アーユルヴェーダに関する本を読んだ後だったので、なんとなく深み不足ではありましたが、瞑想に関する章で印象に残る部分がありました。
以下122ページから引用。
人の体内では、無数の生科学的なインパルスがたえず発生しています。指を切るというような軽いけがの場合でさえ、人工的にはとても真似できないほど複雑で絶妙なプロセスを経てけがが癒されます。人の体内には独自の"薬局"があり、身体のバランスを保つのに必要とされる薬のすべてを作り出しています。精神安定剤、抗鬱剤、睡眠薬、抗生物質、抗ガン剤といった副作用のおそれのない薬が、適量、適時、適切な場所へと投与されているのです。
たしかに、仕事をしていて異常な処理量に脳が高速回転を始めて、まるでのび太の足が車になって走っているようなイメージのとき(本当にそんな感じがするときがある)、あまりの脳疲労に「イカンイカン。コーヒーでも入れよう」という気が働くことがあります。
こうゆうときって、だいたいアイデアがあふれ出て止まらないときで、すごくキモチイイ瞬間であったりもするのですが、「そのまま走ると独りよがりのものができちゃうかもよ」という戒めのように感じることもあります。風邪をひいたとき、普段は好きではない食べ物が異常に食べたくなったりすることもあります。年齢とともに食べ物の好みが変わってくるのも、そうなのかしら。体が感じて発信してくるSOSって、実はものすごく確かなものかもしれないです。