スリランカ旅行といえば大半はモルディブへのリゾート旅行で、その次に人気なのがアーユルヴェーダのエステ的リゾートではないかと思います。うちこはドーシャなどのいわゆるアーユルヴェディックなことに多少の知識はありつつも、今回の旅でそれはメイントピックではなく、なりゆきで自然にアーユルヴェーダな場面を見てきました。
スリランカに行ったら、あちこちにアーユルヴェーダに触れられる場所があるのかな? と思っていましたが、地域によりけり。島の中心部の遺跡エリアではそんなに見かけることはありませんが、海沿いのリゾート地では
犬も歩けばアーユルヴェーダ・マッサージサロンにあたる
というくらいたくさんありました。
リシケシのヨガ屋くらいの分布バランスです。
うちこが今回行ったのは、島の左側の海沿いですが、海沿いの国道を歩けばこんな感じで、あちこちでアーユルヴェーダのマッサージをウリにした看板を見かけます。
ゲストハウスやホテルと抱き合わせのことも多いです。
国道沿いの一本海側は砂浜なのですが、砂浜側にも看板がいっぱい。
なので、よく知らないからといって日本からアーユルヴェーダのツアーを申し込まなくても、マッサージだけならなりゆきでなんとかなったりします。
そのくらい、「京都においでならお抹茶飲んでみたいですよね」「大阪に来たらたこ焼き食べてみたいですよね」というノリ。
でも今日はマッサージではなく、医療としてのアーユルヴェーダのお話です。
これはコロンボ市街のアーユルヴェーダの病院ですが、治療は無料だそうです。
うちこはコロンボから海沿いへ向かうバスの中で隣に座ったクリシュナムルティ似のおじさまと少し仲良くなりました。おじさまは英語が話せないので、言語はジェスチャーと目線。
そのおじさまが、バスの中でおもむろに生薬を飲む場面。動画を撮りました。
母が「これ噛みタバコなの?」と聞いてきましたが、噛みタバコは赤い汁が出る別のものです。
このおじさまはコロンボの病院からバスに乗って帰るところでした。胸の辺りにある部分を患っていて、動画に登場する葉と木の実は、そのお薬。ジェスチャーでいろいろ教えてくれました。
うちこはこの国では子どもに見られたので、じーっと見ているといろいろな人がデモンストレーション的に動作で説明をしてくれました。このおじさまはお寺の横を通るたびに「ほら、いっしょに手を合わせよう」という合図をしてくれたので、都度一緒に手を合わせていました。
孫というほどの歳の差ではなかったのですが(笑)。
言語がないほうが、繋がれるかも。
スリランカでは、そんなふうに思うことが多かったです。
ちなみに今回の旅では、なりゆきでマッサージも受けました。