うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

そしがや温泉21(祖師ヶ谷大蔵商店街)

ものすごく冷えております。徒歩圏内だし旅という距離でもないのですが、ご近所さんに評判のいい「そしがや温泉21」へ行ってきました。 大人450円。0度の冷室完備。冷温浴がばっちりできてしまう、ヨギにはたまらない銭湯です。 心底「大きいお風呂に入りた…

ユルかしこい身体になる 片山洋次郎 著

整体の視点からいまを鋭く見た一冊。サブタイトルは「整体でわかる情報ストレスに負けないカラダとココロのメカニズム」。 過去に二度読んで感想を書いた「整体 楽になる技術」よりもサブカル色は控えめに編集されています。 mixi、ツイッター、Facebook、女…

健康生活の原理 活元運動のすすめ 野口晴哉 著

これまで何冊も野口先生の本を紹介してきましたが、この本は野口イズムのダイジェスト版のような一冊。はじめて手に取りやすい、525円の小冊子。 他の本は整体や子育てを軸に組み立てられていますが、この本は野口先生の考え方が色濃く出た言葉が集められた…

「いつもと違う刺激」の効用

ヨガでは同じアーサナを2セット行うとき、あえてやりやすい手の組み方を逆にしてみたりして「いつもと違う刺激」を地味に与えます。「刺激」について、先日紹介した「姿勢保健均整法」に詳しい説明が載っていました。 刺激の種類には大きく分けると圧迫・叩…

姿勢保健均整法(身体均整法再増補改題) 手嶋昇 著

わりと日々参照したり持ち歩いたりする一冊。一般的な本ではないけれど、もし家に「家庭の医学」を常備しているならば、これもあってもいいかもねという感じの本です。 亀井進氏(1911-1975)が1956年に発表した手技療法「身体均整法」がベースになっています…

「友達の友達」と、心のマッスル・スピンドル

人の体には「マッスル・スピンドル(筋紡錘)」というはたらきがあります。 急な動きを体が強いられたときにはたらく防衛機能。ピキッ、と、なります。 「そんなことしたら、怪我をしそうだよ。その動きにはこたえられないよ」というはたらき。 経験上いちば…

情報の海の中で感じること

写真はただのマスクです。ここ数日、微熱状態のまま日々を送っていました。乾燥しすぎだよね。 風邪にしろ酔いにしろ寝起きにしろ、すこしボーっとしながら乗り物の中にいると頭が勝手に妄想をはじめて、そこから思考が展開する。 うちこの携帯メモには、こ…

快楽主義の哲学 澁澤龍彦 著

大学生の頃に手にとって、なんとなくそのとき読むことをやめておいた澁澤龍彦氏。 でもやっぱりずっとどこかで気になっていたようで、古本屋で手にして、読むことになった。あの頃に読んでいたらどんな大人になっていただろうと思ったりする。 そう、そのと…

サーフィン・レジェンド ― サーフィンの歴史を築いた男達の物語 山森恵子 著

ヨガ友のダンナさんがサーファーで、その家の本棚から借りてきた一冊。 この本に収められているのは、ビートルズがインドへ行った頃より少し前の時代の話。8人の伝説エピソード。サーフィンとアートと音楽とドラッグ・カルチャーがクロスする。副題に「男達…

今泉山・一心院・称名寺(今泉不動・鎌倉)

まえに金沢文庫の称名寺を紹介したことがありますが、こちらは鎌倉の称名寺です。「陰陽の滝」と「三十六童子」の石仏群がある、なかなか雰囲気のあるお寺でした。大船駅からバスに乗っていく。 読書とヨガ以外にたいした趣味のようなものはないので、少し時間…

からだはみんな知っている カワムラタマミ 著

やさしい文章とかわいらしい装丁ですが、たいせつなスタンス表明はしっかり、何度も登場します。 読む人の立ち位置や研究意識によって評価はさまざまだと思いますが、わたしはヨガ目線で、「ほんと、そうなんだよなぁ」と共感する内容でした。 この本は読み…

インド式すごい勉強法 ニヤンタ・デシュパンデ 著

気軽に大きな字の本をばっくり読みたい気分で、ひょいと手にとって買って読んでみたらすばらしかった。著者は日本で在日インド人学校を経営しているニヤンタ・デシュパンデ氏。 いわゆるノウハウ本かと思いきや、解説はヴェーダの口伝にまでさかのぼっていま…

体は全部知っている 吉本ばなな 著

生命の瞬間を切りとって繋ぐような文章で編まれた短編集。 家族や友だちとのなにげない関わりは「ただの日常」なのだけど、永久ではないからやっぱり少しせつない。そういう感情を文字で可視化されることで、「痛み」と「癒し」が同時にやってくる。 あとが…

DHC携帯用リップブラシとドクターブロナー オーガニックリップバーム

寒いですね。乾燥も日々強く感じるこのごろです。 今日はここ数ヶ月使っていて愛用品になったものをふたつ紹介します。 生うちこをご存知のかたは見てのとおりなのですが、あまりメイクとか顔面ケアまわりは詳しくありません。 もともと化粧栄えする顔ではな…

愉気法2 野口晴哉 著

「愉気法1」をずいぶん前に紹介しましたが、これは昭和42年の講述が中心。 「愉気法2」には、最後に呼吸法について語られる「脊椎行方法」という章があります。昭和42年といえば二木先生亡き後(三大呼吸法以降)そこから派生するものも含めて、さまざまな呼…

理由のいらない関係 ジョージとエリック「ジョージ・ハリスン自伝」再読

読み直しの感想をずっと書きたいと思っていました。こういうのは日常が普段どおりに動き出してしまうとゆっくり思い出せなかったり、とりわけ「友情」なんていうセンチメンタルな話は、時間に余裕がないと浸れないものです。 11月に観た映画「リヴィング・イ…

LSDと瞑想、「Sexy Sadie」と「Not Guilty」

「ビートルズとインド」について、映画「リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」を観たら、「LSDと瞑想」「ジョージとインド哲学」の話に分けて見る視点が強まった。 ジョンとポールとジョージのスタンスをマーブル状態にして「ビートルズのインド時…