鳥の声が聞こえる。近くの道を走る車の音が聞こえる。
やっぱり夢ではないようだ。夢でないとしたら、これはなんなのか。
わたしの指先に三ツ矢サイダーのコップを差し出しているのは誰なのか。
なぜわたしは三ツ矢サイダーの入ったコップの水面に指を置いているのか。
ハッ!!!
—— これは、ある朝のわたしの体感。
そう、更年期といわれる年齢になってくると、こういう朝があります。
なあに、慌てることはありません。
その三ツ矢サイダーは体内で製造されているのです。
はじめは少しびっくりしましたけどね。
もしこれを読んでいるバディに同じことが起こったなら、ああ、これはあれか。うちこちゃんが言ってた “指先に微炭酸” か、と思ってください。
こうすると、なんだかオシャレじゃないですか。
なんとなくEGO-WRAPPIN’の曲にありそうじゃないですか。
“指先にメローイエロー” でもいいですよ。
わたしたちの世代で微炭酸といったら、やっぱりメローイエローですから。
いまだけのシーズンを楽しんでまいりましょう。