うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

ぷっくり唇で喜んでいたら、むくんでいるだけだった

やっと梅雨の合間の晴れ間が見られるようになってきた。
6月終盤から、わたしは朝起きると唇に全くシワがない日が何度かあって、それは結論をいうと「むくみ」だったのだけど、わたしはこれまで足の甲くらいしか自分でむくみを認識できなかったので、間違えてウキウキしてしまった。

 

わたしは見たいものだけを見ていた。
唇以外のところもむくんでいて全体的に大きくなっているのに、ひとたび唇に気を取られた瞬間に、奇跡が起きた! と妄想を広げた。
まるでほんのりグロスを塗ったかのように血色もよく、その時、わたしの中のわたしBが言った。

 

 

  あなた今日、まるで貴花田みたいじゃないの!

 


わたしにとって、なぜか理想の唇の状態は、20歳の頃の貴花田貴乃花になる直前の貴花田
勢いとエネルギーに満ち満ちていて、顔が程よくテカっていて、とにかく唇が奇跡のように美しかった。漆の器みたいツヤツヤで赤かった。
その強烈な記憶以来、わたしにとって唇が荒れていない状態としてあのヴィジュアルが不動の理想モデルになっている。


その日の朝、もうひとつ想起したのは、エテュセのこのパッケージ。
シワの部分に水分が内側から押し出され(=むくみ万歳!)、ほんとうに ”こんな感じ” を感じた。

 


こういうことが続いた数日後にヨガクラスをすることがあって、冒頭でその話をしたら貴花田で5割がニヤつき、5割はポカーンとされたので、エテュセのパッケージの話をしたら女性にはおおむね伝わったようだった。
わたしはインドの聖典を読んでいても、クリシュナの神々しさとか煌めきといった描写で体感的に想起する力のイメージは千代の富士、艶めきや美しさのイメージは貴花田だったりする。
アップデートが必要だろうか。