わたしの周囲には何人かすごく星占いに詳しい人がいます。わたしは詳しくありません。まえに星座が13種になるとかならないとかいうときに自分の誕生日が新しい星座に属すことになると知り、なんとなく「いままでのは何だったんじゃーーーい！」という気分になってしまって。こちとら30年以上下半身が馬だということになっておったのに蛇使いに転籍って!! インド風味増量にもほどがある!! と当時思ったのでした。
星占いは純喫茶に置いてある雑誌をふむふむと読んで「これ去年の雑誌の今月号やないか〜い！」ということがあったりしますが、豆苗育成生活はまさにそのように、過去の星占いをぼんやりと読む気分に似ています。育成3、4日目くらいからメキメキ伸び始めて、収穫のときに "今週の君は水曜日にピークが来たのだね" などとと振り返りつつ、切り落とす。そして食べる。神に感謝。髪が伸びるのも爪が伸びるのも面倒くさがっているくせに、これについては神に感謝。
再生は1回だけにしておかなくちゃ、と思っています。もともと「1回はいける」という友人の教えにより始めたのですが2回いける説もあり、ちょっと2回目をやってみたりして…。でも、やってみて少し複雑な感情が沸きました。60歳で定年の人に「あと5年」と言って、65歳になったときに「もう5年」と言ってみた。が、よかったのだろうか…というような気分（あくまで妄想）。
豆苗のなかは「まだまだいける。生かしきって！ この命、燃やし尽くしたいの！」という潜勢力を持っている者もある。さては前世で修行を積んだね。彼らの前世は先週か。このような視点で、さてこの目の前の豆苗のドーシャはいかようなものかと見ていると、途中から異様にメキメキくるピッタ優勢な群もあれば、斜めや四方八方にわちゃーといくヴァータ優勢な群もあり、おいおい4日目の夜だぞというところから急に太いのがズン・ズンとくるカファ優勢な群もある。
群のなかの苗を一本一本見ていけば、また違うのだろう。まさに宇宙生命の縮図！
2回目の再生が右。一本一本は細くなるのだけれど、「あ、もう一回ッスか。うッース」って感じでさくっと生えてくる。再生のスタートが早い。引き受けかたが軽やかで仕事を頼みやすいベテランのような佇まい。先輩頼もしいッス!!
