米子では自転車であちこちを走り、先日は町の南側の港のほうを紹介しましたが、今日は北のほうの古ぅ〜いエリア。
港のほうはなんとなく広島っぽいのですが、今日紹介する寺町のほうは盛岡に似ていました。なんでこっちはこんなにレトロなの?! 地図を上から見ると、阿修羅男爵のような町です。(この喩えで、わかる人どのくらいいるだろうか…。画像検索してね)
そんな魅惑の阿修羅男爵タウン、米子。わたしにとっては、こちら側も魅惑すぎ。
お寺の続く寺町通りを抜けると…
ポンジー美容室。
なぜポンジー。パンジーではなくポンジー。
この問いひとつで、2時間はニヤニヤできるわたし。ポンジーって!
脱力しすぎな書体のナイトスポット。ここで飲んだら、脱力しすぎて一生の恥になるようなことをしてしまいそう。
かと思えは、夏目漱石の小説の表紙みたいな景色が出てきたり。
でたー。なんとなく恥ずかしい気持ちになる「ひらがな」。鳥取県はこれ、多いです。
明治と昭和を行ったりきたり。平成はどこにあるの。
ひみつのアッコちゃんのような看板。かわいい!(昭和に戻ってる!)
これは、サンロードという道にある、国内最古の木製客車。「法勝寺電車」。
英国バーミンガム製造。昭和の街の中で、ひときわ目立ちます。
カッパがスイカを食べていました。夏ね。
わたしも暑いので珈琲屋さんに入ってコーヒーフロートを頼んだら、もみじ饅頭がついてきました。
米子市のあとに鳥取市へも行ったのですが、交通手段の本数が少ないので、その都度そのへんの人に行きかたを聞いて旅をする感じでした。「ああこの時間は電車で」とか「ああ今日は平日だからバスで行けるな」とか、教えてくれる話のなかから様子を探り、東南アジアを気ままに旅しているような気分。
便利すぎないせいか、自分で調べても限界があるので人に尋ねることになる。わたしはほうっておくとコミュニケーション能力がすぐに下がるので人間性能をなんとか保つためにアジアへ行ったりするのですが、同じ感じを鳥取で味わえる。必要のないものをむやみに足していかない感じが、すごくすてきです。