名古屋駅から赤い名鉄電車に乗って30分弱。藍染で知られる有松へ行ってきました。有松絞りの有松です。
改札の前に、こっちだよーと看板があります。
駅からすぐ町並みの屋根が見えて、徒歩数分のところから別世界のような古い町並みが広がっていました。有松って名古屋駅からこんなに近いの!? と驚きました。
東海道です。
いろんなお店に、この染物の暖簾があります。細かくてじーっと見ちゃいました。
ずーっと、こんな感じです。窓派のかた、屋根派のかた、格子派のかた、どなたさまもみどころ満載。
隙間に入って見たりすると、きりがありません。
うだつもあった!
うだつというのは、横の建物から火を防ぐ衝立のような建築です。わたしは徳島県美馬市脇町のうだつの町並みを見て以来、これを探すのが癖になっております。
あんまり防ぐ気のなさそうな、マイルドなうだつでした。
昭和建築との融合もすてき
古い町並みといまの暮らしが融合している景色が好きです。
茶色、グレー、薄グレー、茶色… と連なる感じがすてきです。
ガラスブロック×植木。たまらん…。
突如あらわれるおしゃれ空間
ときどき、異様におしゃれでクラクラするようなスポットも見かけました。
こんなおしゃれなところに咲かせてもらえる朝顔って! 置かれた場所で咲きなさいっていうけど、この朝顔は明らかにラッキーすぎるじゃろ!
上に煙突もあって、ラッキーすぎるじゃろ!
書体やお大師様を見ては、心がざわつく
こういうのに、目がいってしまいます。
「先人の粋を見る。伝統の技を知る。」の書体をこんなふうに防犯ポスター風にする理由なんて、きっとない。本来のありようとかけ離れた書体のチョイス。ミステリアスを盛る書体。
そんな不謹慎な気持ちで歩いていたら、駅の反対側にお大師様が。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい南無大師遍照金剛南無大師遍照金剛南無大師遍照金剛。
年々、以前は興味を持たなかったこういう場所へ足が向くようになっています。トシとるって、楽しいわー。