うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

スマホ首があらゆる不調を引き起こす! 30秒ストレッチで簡単改善 鄭信義 著


よくある営業本のジャンルか? と思いながら読んだのですが、この本は胸鎖乳突筋を縮めっぱなしだとしんどいぞ〜という構成なので、上半身全体をほぐす流れになっており、読んでいておもしろかったです。「ストレートネックは治せます」というスタンスもいい。わたしもそう思っているので。
ヨガでいうと、ナバーサナで首筋を立てない身体の使い方をしようとすることや、ウトカタ・アーサナで首周りがつっぱって呼吸があがっちゃう原理と似た話です。
身体の連動の説明がすごくフレンドリーな文章なのがよいです。特にここ、よかった〜

 そもそも首の筋肉の王様である前側の胸鎖乳突筋が縮んでいたら、いくら後ろ側の筋肉をゆるめても、首は正しい位置にリセットできません。だから、首の前側からアプローチしてゆるめることが重要なのです。(56ページ)


 この胸鎖乳突筋は、首を左右に倒す時や回す時に働くだけでなく、呼吸を補助する役割も担っています。ですから、この筋肉が緊張すると、胸郭の動きが悪くなり、呼吸が浅くなります。胸郭とは、胸椎と肋骨、胸骨で形成されていて、その中には肺や心臓、横隔膜など、呼吸に重要な器官がおさまっています。(57ページ)


わたしはスマホに限らず、首への影響はメディアに触れている瞬間のマインドセットが多く影響していると思っていて、スマホというよりは「やっているゲームの性質(のめりこみ方)」によるのではないかなと思うのだけど、どうかなぁ。「謎解き」みたいな頭を使うとそうなる気がします。見ている先にヒントがあると思うと、首がその方向へ固まる。
いずれにしても、この本にある対処法はとてもよいので、おすすめです。


▼紙の本


Kindle