うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

松浦弥太郎の仕事術 松浦弥太郎 著


あなたにありがとう。」という本を立ち読みしたら、そこに書かれていることがとてもすばらしかったので、まずは同じ著者さんの「仕事術」から買ってみました。
学ぶ気持ちの大切さ、人とコミュニケーションをとるときにはまず自分の頭の中を認識すること、身体を大切にメンテナンスすること、世の中のでこぼこをイメージしながらていねいな選択をしていくこと、などなど。現代社会の中でいつも心がけたい大切なことが語られています。
kindleは「ハイライト」という機能があって、メモしたいと思った箇所だけまとめ読みできるのですが、最近はこの本のハイライトをよく移動中に読むことが多いです。仕事でいろいろなチャレンジや失敗をしてきた人に、特に沁みる内容だと思います。
すばらしい教えだらけなのですが、ここはシビれた! という箇所を特選で三箇所選んでみました。

 足し算だけで生きる人と、掛け算を知って生きる人の違いは、学ぼうと決めるか決めないか、ただそれだけ。いったん「2+2+2」と足していくルールを忘れ、「2×3」という新しいルールを学ぶ気があるかどうかです。

変化を嫌がる人はとても多いので、そのなかから同士を見つけていくときに、ここはとても重要だと思います。



 一日の終わりが、靴によってがらりと変わるのです。
 服よりもダイレクトに体に影響する靴は、慎重に選んで然るべきビジネスツールだと思います。

靴は本当に探すのが難しい。靴だけは、いいと思ったらその時に買わないとね。



 自分が働くうえで行なっていることも、考え方も、こうして本に書いていることも、純粋なオリジナルなど一つもないと思っています。
 すべては細密な絵のように、さまざまな人の影響を受けたグラデーションで出来上がったものであり、出会った人すべては、自分に影響を与えてくれる尊敬すべき存在だと考えています。

自分の口から出てきたものであっても、落ち着いてみればだいたいどのへんからエッセンスをもらっているのか見えてきたりする。「なんとなく嫌だな」という印象も、「こういう見え方はやめよう」という判断につながったりする。



ほかにも、意識を言語化することの重要性、あいさつの機能、質問を受けるときのことetc…
そうだそうだと思いつつ、無駄な想像力をはたらかせすぎてしまったりして流しちゃうこともある、でも流してはいけないこと。
こういうことを思い出させてくれる本を、月に1冊は読んだほうがいいですね。おすすめです。


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松浦弥太郎の仕事術
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