東福寺はこれでひとつの寺、ということではなく、延暦寺のようにたくさんの院や庵が集まっての東福寺。先日紹介した場所のほかに、もうひとつ重森三玲氏の庭園が見られる場所がありました。ここもよかった。
霊雲院。そのまえは不二庵と称していたそうです。
なにがいいって、それは写真ひとつでよいような。
このお方。ほとんどの禅寺でみかけますね。
遺愛石と九山八海の庭(「霊の庭」重森三玲・作)
中央の遺愛石が須弥山。それを囲む白砂の砂紋。日本の心で描く仏説宇宙世界。
長く座ったので、蚊にたっぷり献血できました。
宇宙観あふれるお庭を曼荼羅がわりに、とても贅沢な瞑想ができますよ。
おまけ
この近所に明暗寺というのがあって、
ここは重森三玲作品があるわけではないのですが
この苔がすごかった。トトロ世界。
苔の厚みとグラデーションが、ものすごい高級ベルベットみたいなことになっていました。
このエリアは、京都駅から歩いていける、そんなに遠くない場所にあります。