うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

ブラザー・サン シスター・ムーン(1972年/イタリア・イギリス合作映画)

ヨガ仲間のピロエちゃんに映画の「ミラレパ」を貸したら、これを「お返しに」と。数ヶ月寝かせていたのですが、元旦に観ました。もっと早く観ればよかった。でも、今のタイミングがよかったのかな。
去年の6月に「アッシジのフランチェスコとカルマ・ヨガ」について書いて以来、この件でヨガ仲間のピロエちゃんとチカコさんに声をかけていただいて、そのあと本を読んだり、いろいろなお話をうかがったりしました。

うちこも、以来すっかりこのかたの世界に引き込まれつつ、この映画を観るに至り、まず数分で


  この楽曲、すげーイイなぁ。

  ・・・(最後まで観て)

  ドノヴァンなのっ!


というわけで、ビートルズとヨガ周辺をきっかけにこのブログを読むようになった人にもおすすめの映画です。(参考記事:ドノヴァンもマハリシのアシュラムにいた話は175ページ)「Sunshine Superman」という曲のイントロでなんじゃこりゃぁぁぁぁとなって以来ずっと好きなドノバンなのですが、こんな素晴らしい映画の楽曲をやっていたなんて。この「Brother Sun and Sister Moon」という曲を聴いていたら、またVelvet Undergroundの「Who Loves The Sun」を聴きたくなった。(参考記事:宇宙生命の平穏を祈るマントラ


基本ネタバレしないように書きますけれども、とはいっても歴史上の人物の話なのでネタバレもなにもないのですが、グッときたセリフがあった!

 我々は原罪には神経質になるが
 本来の善を忘れがちだ
 それを心して避けなさい


クライマックスシーンです。
ここでズキューーーンときました。


この映画は、ものすごく乱暴に要約すると


 戦争 ⇒ お花畑 ⇒ 宗教 ⇒ 差別
   ⇒ 友情⇒勧善懲悪⇒ドノヴァンの歌


というお話なのですが、この過程でもいくつか、メモしたセリフがある。



 物は心の重荷 すべて捨てろ(フランチェスコ


これは、この映画の、この人物の存在のメインメッセージ。
この行動を起こしたときに、フランチェスコの父が怒っていうときのフレーズ


 (フランチェスコは、自分が集めた宝を)
 どうでもいい奴らに投げ与えた(父のとっさのひとこと)


この「どうでもいい奴ら」というところを聞き逃しては、いけないよ。
そして、うちこ的にこの言葉もグッときた、というのがある。
この映画は「すばらしい友情の話」でもあるのだけど、フランチェスコの友人のジオコンドが言ったひとこと。


 理解できないから笑ったのだ


どんな場面で出てくるか。
ぜひ観て欲しい映画です。観てください。

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