道場仲間のアヤコちゃんが貸してくれました。先に読んだゆきんこが「止められず、いっき読みした」というのでうちこも貸してもらいました。お笑いDVDとマンガしか読んでいないように見えるゆきんこがそう言うのですから。(笑。いま読み終えたばかりなので、語調が似ちゃってます)
原作も映画も大ヒットしまくり中のようなので、ネタバレするような書き方を避けますが、ここで描かれているのは
濃すぎる人間たちの、それぞれの都合。
ひたすらにそれだけなんだけど、第一章がやっぱりすごいんだ。「つかみ」がすごい。自意識過剰なころの、そして今の「自分の都合の思考」について、誰もが少しはなにか、感じることがあると思う。
それにしても、それをエンターテインメントにするのは、やっぱりすごいな。心理学博士が描く「うつの分解本」にはない興奮と、同調してしまう魔法がかかってる。
少し前の日記に、
よく考えると、同僚の女の子たちの話は「私にとって特別だったことの話」ばかりだ。うちこの場合も、「ヨギの私にとって特別だったことの話」ってだけで、結局は「自分にとって特別だったこと」を語ってる。
と書いたけど、エンターテインメントの「種」は、きっとこういう性質のものではないかと思う。ここに映像がつくと、共有イメージに「運動神経的な共通言語」が加わる。
Yahoo!映画のユーザーレビューを「役立ち度」順で読むと興味深い。
「これを、面白かったといっていいものか」と自問するほど、社会に投げかけている波紋は大きいようです。
告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)
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おもしろい呪いの言葉
力まかせで荒削りだが凄い新人が生まれた!
映画を観る前に原作を読んでおこうと読んだのだが
面白くない