めずらしく、漫画の紹介です。水木しげるさんの「神秘家列伝」というシリーズの「其の壱」。古本屋で入手しました。これは、オンラインコミックでも読めます。オンラインコミックだと1巻、2巻…というようになっていて、たぶん1巻+2巻で、今日紹介する4人の神秘家エピソードが読めるかと思います。1巻294円で読めます。いい時代ですね。
タイトルのとおり、神秘家のエピソードを人物伝として描くシリーズなのですが、とにかく「其の壱」巻の人選がすごすぎる。
スウェーデンボルグ(1番バッターからすごい)
ミラレパ(キャー! 文字はイラクサ色♪)
マカンダル(この本で知ったけど、ものすげー話)
明恵(まぢかよー!)
飛ばすなぁ、すごいなぁ。
「お好み焼きカレー定食、白米おかわり自由・豚汁付き」くらいの食いきれなさ。一日ひとり分でもお腹いっぱい・・・。
そして、地震のニュースでその地名をしっかり覚えたハイチのヴードゥー教(ブードゥー教)と奴隷と呪いとゾンビのこと、何も知らなかった。真っ先にローリング・ストーンズのアルバムのタイトルを想起したのだけど、あのジャケットの絵もそうなのかなぁ。
スウェーデンボルグさんの描写では、ヨガの呼吸法のことにも触れていたりします。ミラレパさんが黒魔術を習う場面では、「わかったよーん。授けてやるヨ」って(笑)楽しなそうなマントラのシーンが。
明恵さんは京都・神護寺時代のエピソードもあり、性欲の描写が「ハンサムの性(さが)」という感じなのがいい。
久しぶりに夢中になって漫画を読みました。
神秘家列伝〈其ノ壱〉 (角川ソフィア文庫)
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おすすめ度の平均: 


Voodoo Lounge
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