うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

ヨーガ (土・日で覚えるシリーズ) ヴィシュヌ テヴァナンダ 著

ものすごく基本的なポーズが、写真を中心にした構成で紹介されています。「やってみよっかなー」「お。なんだか気持ち良さそうだな」。そんな気分で気楽にながめる感じの本です。図書館のサイトで検索して、なんとなく借りて読みました。
初心者向け、といいながら「ぜんぜん初心者向けじゃないじゃん!」と思うような本が多いなか、久々に見たシンプルなビジュアルヨガ本。
写真は魚のポーズのアレンジ。「なるほど、こっち側からつかむ形なら、より多くの人ができる!」と、目からウロコ。うちこはソフトボールをやっていたせいでもともと股関節が柔らかかったので、足を組むポーズは「できるようになるまで」のプロセスを分解していくのが苦手。逆に、もともとできなかったポーズのほうが、できるようになるまでを楽しんだ過程の記憶を思い起こすだけなので、よいアドバイスができる気がします。

ヨガって、折り紙みたい。ダメなら、ひっくり返してみればいい。
そんなことに気づかされました。

この本の巻末にあった「用語解説」に、3つの心の働きが載っていたので引用紹介します。


■サットヴィック
もっとも健全な食べ物について使われる言葉。“サットヴァ”という、純粋な性質に支配される。体と心をきれいにし、活力を与えるので、ヨーガの行者はサトヴィックな食べ物を常食とする。


■タマシック
熟しすぎたり腐敗した食べ物について使われる言葉。これらの食べ物は、“タマス”という不活性の性質によって支配されている。無感覚や無気力を生じるので、避けたほうがよい。


■ラジャシック
コーヒーや強い香辛料のような、刺激過多の食べ物について使われる言葉、これらの食べ物は“ラジャス”という、活動と不安を特徴とする性質に支配されている。ラジャシックな食べ物は体と心に過激なストレスを課すので避けたほうがよい。


うちこは、ときどき「あーあ、ラジャシック増えちゃった」とか仕事中に思っているのですが、いつもこの3要素をイメージしておくと、自然とそれを補うように気持ちが整理できる。不思議。
このあいだ会議中にホワイトボードに字を書きながら、漢字の「気」の使い方であってるのかなこれ? と思ったとき、「この漢字の"き"はプラーナの"き(気)"であってるっけ?」と言ってしまい、「あ。」と思ったら、仲間が普通に「そうそう。あってる。ヨギだ。がはは」となり、新人さんだけがポカーンとしてました(笑)。おかしな先輩たちで、ごめんねぇ。

ヨーガ (土・日で覚えるシリーズ)
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