うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

Yogic Wayで走る。ジョギング中の心がけ


わたしは走るのに気持ちのよい季節だけ週に2、3回ジョギングをしています。大会は年に1、2回出ています。
年齢を重ねるとこんなに太りやすくなるのか! というのを実感するようになって、ヨガだけではウエイトが落ちないこともあり…。
スロー・ジョギングなので皇居の場合は1周(4.9キロ)を35分くらいかけて走ります。今日はわたし流のジョギング中の心がけについて書きます。

  • 足音を立てずにカカトから着地するように走る

わたしはほうっておくと前重心になりやすいです。外国語を訳す作業をすると、特にそうなります。(体癖でいうと1番の傾向が出やすくなります)
なので、走るときはカカトからつま先に向けて体重が移行するように心がけています。足の甲のアーチを鍛えるイメージです。

  • 背中の肉の揺れを感じる

カカトからの着地を心がけて走ると、女性は下着の線のサイドのだぶつき、揺れを感じます。肩甲骨の下の横のほう。
これは不思議なのですが、ジョギングをコンスタントに続けていると、この肉が揺れなくなるように感じられてきます。贅肉があることにはかわりがないのですが、身体にすこし張り付いてくる感じ。贅肉がしがみついてくる(笑)。

  • 肘を後ろに引く動きのリズムを重視し、肩甲骨周りをほぐす意識で走る

ラソンの教本には目の前に紐があるのをイメージしてそれを交互につかむように…、とあったりするのですが、わたしは両手の間にスペースがあってもいいので肘を後ろへ引くスイングを重視しています。背中のほうにも呼吸を入れるイメージで。今日の写真は大会に出たときのわたしを友人が撮ってくれたものですが、かなり後ろを意識しています。
アシュタンガ・ヴィンヤサ・ヨーガのアーサナでは背中に手を回すものが多いのですが、肘の後ろの意識を持つことでその可動もスムースになります。

  • 背中をやわらかくするために走る

ヨガのポーズは背骨が自由に繊細に動けることが大切なので、それに役立つように走っています。

  • 肩が上がらないように気をつける

わたしは普段パソコンの前で肩が上がりやすいので、肩に気をつけています。肘のスイングでここも解消できます。

  • 筋肉をつけたいときは坂道を選ぶ

階段とスロープがあったらスロープのほうを選ぶなど、工夫をしています。

  • 土の道があったらそっちを選ぶ

なるべく平坦でないところを選んで走ります。足の甲にイレギュラーな角度で刺激を与えたい。以前インド人のヨガの先生にジョギングをしているといったら、「道路を走らないで、土の上にしなさい」といわれたことがあります。現実的にはコースとして難しいのですが、土の上を走ると野生がよみがえる感じがします。

  • ウディヤーナ・バンダで上半身のウエイトをロックし、ヒザを痛めないようにする

これはちょっと高度かもしれませんが、意識するとできるようになります。上半身のスイングの影響がヒザへの負担にならないように、バンダでヒザの負担を減らしています。わたしはラジャシックな性質が起因する腰痛について、これをしないことが原因と考えているのですが、その話は長くなるのでまたいつか書きます。

  • 「は」より、ちょっとだけ「へ」の口で走る

とくに寒い日や乾燥している季節は喉を痛めないようにするために、この点を心がけています。胸もリラックスでき、たいへんおすすめです。表情筋のイメージのために脳内で間寛平さんを憑依させると、さらに本格的に走れたりします。

  • 頬から上はアルカイック・スマイルで走る

ひとつ上の事項と連動しますが、顔を少し横に引っ張った感じで走るようにしています。そうすると、つま先に体重が乗りにくくなります。すれ違う人はちょっと怖いと思うのですが、ほっぺたの肉が揺れて落ちないように…という切実な理由もあり(笑)。走るとどうしても顔が乾燥するので、せめて下がらないようにしています。マスクをして走ることもあります。


ほかにも、ちょっと複雑なことを考えるときは、そのアジェンダをもって走ります。走りながら考えると、余計な要素を排除する思考がよくはたらくんですよね…。優先事項が整理されてくる。
そしてやはりバンダを効かせると、体重を重く感じずに走ることができます。バンダが効いていることで、頭が軽くなる。そうすると、なぜかスッキリとした思考ができる。いつも、バンダすごいわー。と思いながら走っています。