うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

私の作ったお惣菜 宇野千代 著

友人からの冬の便りに、この本が添えられていました。なんてすてきな贈り物。

電子レンジが出てこないので、うちのシンプルな台所でも作れるものばかりです。

 

コロナ禍以降の数年で、親しい人から「料理の話を自然にするようになってる」と言われる機会が増えています。昼も夜も家で食事をするとなると、お弁当用のオペレーションとは違い、自炊メニューの効率が格段に良くなります。

以前よりも作るようになりました。

 

この素晴らしい料理エッセイにはわたしのお気に入りメニューに似たものもあり(じゃことキュウリの和え物とか、梅干し入りチャーハンとか)、料理を気軽に楽しめるようになってきた現在のわたしのモードにぴったり。

 

 

かつお節って、アナログでこうやって粉状にしちゃえばいいんだ・・・とか、ちょっとしたことも理科の実験のように楽しく書かれていて、かつ、レシピは比率しか書いてありません。

そして料理で思い出すことが昔の相手の話なのだけど、数が多い(笑)。二番目の夫、三番目の夫、四番目の夫のほか、作家のお友だちも登場します。

エピソードも楽しいものばかりで、元祖パリピヨギーニ! って感じがたまりません。宇野千代さんの本はいつだって最高なのです。

 

 

 

<余談>

これは、わたしが自分で作って食べるのにハマっている「米粉とかぼちゃの鬼まんじゅう」です。

 

かぼちゃと米粉が2:1(具と粉が2:1)で、覚えやすい蒸し物です。

小麦粉だと身体がだるくなるので米粉で作っています。米粉のモチモチ感と、かぼちゃの皮に少しサクサクがある組み合わせが気に入っています。あまり甘くしないで作ると、朝でも昼でも夜でも主食兼おかずにできて便利なのです。(焼酎にも合います)

 

外食ではほぼインド料理か中華ですが、家ではこういうものを作って食べています。

そうか、わたしはこの本が出版された1986年の台所で暮らしているのか。だから昔の料理本が刺さるのかとニンマリしました。

1986年といえば、マリリ〜ン♪ と歌い出す世代のわたしです。

歌詞を覚えているのに最近のことが思い出せないって、どゆこと?

それはさておき2023年もよい年にしましょう。