うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

僕がコントや演劇のために考えていること 小林賢太郎 著

わたしには何冊か手元においておく本があって、そのなかの一冊です。自分でやっていることを嫌いにならないために強い信念で排除していくべきことについて、わたしはよくひとりで整理し考えます。その実行にあたって勢いをつけたいときに、たまにこの本を開きます。アクセルにしてもブレーキにしても「踏む」という意志の力が必要で、そういうときによくこの本を開きます。意外とブレーキのほうが意志が必要だったりします。

 

 頭の中の有識者会議

 

世の中の流れと自分のやりたいことの関係性を読むとき、わたしには何人か、この人だったらどんな状況整理や優先順位付けをするだろうと思う人がいます。この本の著者である小林賢太郎さんのほかには宇野千代さん、上岡龍太郎さん、叶恭子さん。
ヤングは上岡龍太郎さんといわれても今はメディアに登場されないのでご存知ないかもしれませんが、わたしは10代の後半から上岡龍太郎さんが喋っているとテレビ画面に釘付けになっていました。それで言うと、この本の著者の「ラーメンズ」も釘付けの対象だったな…。
アイドルを見るように釘付けになるのではなく、聞いておかねば・見ておかねばと反応する、そういう存在。宇野千代さんと叶恭子さんは文章を読んでからなので、本をいつも手元においています。

 


わたしはなにかとコメディアンの考えかたを参照することが多いのですが、二元論を超える方法に向き合う人の考えることって、どこかインドっぽい。
インド思想を学んでいると「おもしろい」と思うことがとても多いのですが、そこにはまったく内輪盛り上がりの要素がなくて、根源的にひっくりかえされるような笑いがある。昔のインド人の言っていることがいまの日本人のわたしにおもしろい。


この本はなにか他人に向けて出すものの仕様を検討したり、時代的にフィットしないと感じるものの原因を探ったり、「相手があって成り立つもの」への考えかたが、さまざまな切り口で短い言葉で書かれている参考書。わたしはそういう本として手元に置いています。