わたしの周辺で、ぼちぼち閉経の話がトピックにあがるようになっています。
少し年上&同世代の友人から話を聞きながら、毎年少しずつ変化する心身を観察しています。
わたしの場合はパンデミック以降、これまでと同じ仕事を家でやるようになり、食事も室温も自分次第というありがたい状況になっています。
このように環境面で自由のきく状態で2年間観察を続けて気づいたことがあります。
血が減ると複雑な案件を理解しにくい日がある
ということ。
頭のコンディションの話です。
今ごろわかりました。20年前に気づきたかったなぁ。
外で仕事をしていると要素が多すぎて原因を特定できず、PMSだのなんとか症候群だのと言われても、ホントお? と思っていました。
わたしの仕事は、ややこしいものをややこしくないように再整理したり、立場の違う人向けに表現を書き換えたりする、そういう仕事が全体の半分くらいです。
なのでインプット資料はややこしい前提なのですが、「あれ? 今日は資料を2回読んでもさっぱり理解できない・・・。なんで?!?!」みたいなことが先日あって、翌日はあっさり理解できました。
以前はコーヒーを入れて好きなお菓子を用意して、自分の機嫌をとりながら「どれどれ」とまた資料の読解に挑んでいたのですが、そーゆーことではなかったのかもしれない。
これ、鉄分だ・・・。と。
そう思うことが、この半年のうちに何度かありました。
こういうときはサプリのほうが確実です。
鉄分!
血液を失ったときは、これです。
一年半くらい前から、カツオを欲する身体に
コロナ以降、毎日家で食事をするようになってから気づいたのですが、ここ一年半で身体がカツオを欲する身体に変わっています。
以前は同じ売り場でも、イカの刺身かサバ迷わず手にとっていたのに、圧倒的に「カツオだ!」と、スーパーの鮮魚売り場で血が叫ぶ。そんな日が増えていました。
もともとそんなに好きではなかったカツオを買うようになって気がつきました。
それでサプリを飲むようにしたら、ちょっと仕事中の頭の調子も持ち返してきました。
雨の日はスーパーが空いているので、わたしはそんな時ほどスーパーへ出かけ、売り場で5秒ほど集中・瞑想し、身体に尋ねます。一休さんが心の中で母上様に問いかけるような感じです。
ここ2年ほどでスーパーでの瞑想は格段にスキルアップし、いまはもう、カツオを信仰するレベルまで来ています。改宗しそうな勢いです。
それまではイカを信仰していました。
混乱せずに進められるように
「えーなにこれ、わかんない……」と言える年齢はもう20年ほど過ぎていますし、「こんなもん、わかるか!」というオジさんマインドも封印しながらの仕事です。
この感じはまだまだきっと何年も続きます。月経で血液が減ったあとの思考力の問題は、まだまだ続く。
物理的に鉄分はだいじ!
ちょっと近い仕事をしている同世代の友人は、「生理中は “今日は頭がパーの日” と思って、難しい処理はあきらめてる」と言っていました。
彼女の場合はクライアントとの調整があるので、これくらい割り切らないとスケジュールが立てにくいのでしょう。納期のプレッシャーもあるのにいい波が来るのを信じて待てるなんて、鉄分が欠けても鉄の女。もうさっぱり意味がわかりません。
老いの練習の連帯と魔法スクール
更年期についての本を読むと、老いの練習だみたいなことがよく書いてあります。
現実に向き合っている同世代を見ると、なんとも言えぬ連帯感が生まれます。
特定の敵に向かって戦う仲間ではなく、お互い目に見えない存在を知っている魔法スクールの仲間みたいな不思議な連帯(笑)。
これを読みながら頷いているあなたは、魔法のスクールメイツです。
一緒にポンポンを振って、小さく弾んでまいりましょう。
今日の要点:
わたしが富豪ならカツオ神社を建立したい夏の終わりです。