むかぁ~しむかし、まだこの世がいくぶん呑気であった頃のことじゃった。おばあさんとおばあさんで、成田山へ心の洗濯に行ってまいりました。ほんの数か月前のことなのに、昔々のことのように感じます。
JR成田駅と京成成田駅はほんの数十メートルくらい離れたところにありました。わたしが到着したのは京成成田駅。
電車の乗り換え検索に従うまま行ったつもりがどこかで乗り換えを間違えました。が、たどり着けました。なんだか狐につままれたようでした。途中から行き先がいくつかに分かれるようで、成田駅へ行くにはどうにも集中力を要します。まえに香取市の「佐原」を目指した時も、乗り換えを間違えたっけ…。
成田駅~成田山薬師堂
駅から成田山新勝寺まではまっすぐ寄り道せずに歩けば、そんなに時間がかからないと思います。
でも、まっすぐなんて歩けない。素敵な店が多すぎます。
ここで帰りにトウガラシやお煎餅を買いました。とても魅力的な品揃え。
わたしはこういうところにプラスチックのカラフルなコンテナがある風景が、なぜか好きです。
極太一択のこういう書体も、たまりません。
ここが成田山薬師堂です。
ここからさらに、参道の風情が本格化していきます。
薬屋、漬物屋、有名な鰻屋
この参詣道自体がすでに観光地なんですね。ゴールに有名な鰻屋がありました。
昭和の小ビルと家屋の並び、たまらんのう…。
インバウンドの香りが本格化してくるMONEY EXCHANGE.
駅でスーツケースを持った外国人が降りようとするのを見ると「ここは空港ではありませんよ…」と思ったりするのですが、そもそも成田駅が観光地。来てみるまで知りませんでした。
ここで気がつきました。そうか、うなぎは滋養によいのかと。
加藤ちゃん、という文字列に反応する世代です。お休みでした。
もうすぐ有名な鰻屋さんです。
ここは旅館の大野屋さん。
そしてここが、川豊(かわとよ)という鰻屋さん。
このあたりはほかにも鰻屋が数軒あり、ものすごい香りが立ち込めていました。建物が似ているせいか、なんとなく道後温泉へ来たような気持ちになりました。
思いのほかものすごいスケールの観光地で驚きました。千葉県て、大きいのね…。