名古屋ディープリー・モーニング（KAKO とシャポーブラン）

先日、神戸で夜にディープなアーケードを歩いたことを書きましたが、今年は名古屋でディープなモーニングを楽しんだことを思い出しました。
名古屋は喫茶店のモーニングが有名ですね。普段はあまりモーニングになじみのないわたしですが、この年齢になると別の意味でとてもありがたい場所になっています。昼間はいっしょに行動ができないけれど… でも会いたいというときに、早朝から会える場所。
名古屋では、そんな友人と会うために、モーニングをやっているお店へいそいそと出向きました。友人がリストアップしてくれたなかから、ここへいってみたい！と思ったのは

ここ。KAKO 花車本店。名古屋駅からユニモールという地下の道を通って、出てから数分の所にあります。

名前に「シャンティ・セット」というのがあり、それをいただいてみました。
お店のかたがそれぞれのジャムを説明してくださったのですが、同じジャムを35年続けているというのをわたしが解釈しまちがえていて、食べるときに「ほぉぉ。これが、35年の…ジャム…」とつぶやいたら「そんな！うなぎのタレじゃないんだから！」とお店のかたが軽やかに訂正ツッコミを入れてくださり、周囲のかたをニヤニヤさせてしまいました。
友人にも爆笑され、すごく、すごーく楽しかったなぁ。そして、ばかだなぁわたし。というのを再確認しました。どれもフレッシュで、おいしいジャムでした。
ものすごく人気のお店で行列ができていたので、はしごして話し続けることに…

次に行ったお店はメイチカというアーケードにある「シャポーブラン」というお店です。いま調べたら「旧名・ベルヘラルド」とあり、なんとなく聞き覚えがあるような気がします。
おなかはすいていなかったので、ドリンクだけいただいたのですが、モーニングの売り方をこのメニューで見て…

すごい！　この構成。圧倒される。
ゆで卵＋パン食べ放題に加えて、「もう一品いかがでしょうか？」のなかに小倉トーストがあります。さらに、小倉あんの単品もある。小倉の格付けの高さをあらためて認識させつつ、フレンドリーにガンガンすすすめてくるこの感じ。たまりません。
ベトナムへ旅行に行くと、いろいろガンガンすすめられることにすごく刺激を受けるのですが、名古屋のこの感じも、いいなぁ。
そしてここではアイスオレンジティーを飲んだのですが、これがすごくおいしくて…。紅茶の風味はめちゃ濃いのに、重みはオレンジジュースっぽいのです。なんだろう、このバランス。おいしいねぇおいしいねぇと、友人と同じ飲み物をいただきつつ、山積みになっていた積もる話を切り崩しました。

そして帰りには、名古屋駅のトイレであれが発動してしまいました。

金具が顔に見えてしまう。
この現象には「シミュラクラ現象」という名前が付いていることを、先日「嵐のピクニック」という小説を読んで知りました。
わたしの場合は、ガチャピン＆ムックの、ムックの顔のように見えてしまうことが多いです。かなり前からのことで、ここにも何度か書いています。
知覚の現象というのは、おもしろいなぁ。