うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

おざわせんせい 博報堂「おざわせんせい」編集委員会


なんとなく気になって読んでしまいました。博報堂のおざわさんという人物の名言・珍言集です。
こんな、バガヴァッド・ギーターのクリシュナみたいなことを言う人が、実社会にいらっしゃるなんて。
ちなみにクリシュナさんは、こんなことをおっしゃいます。クリシュナさんは人間ではなく、神です。

君には 定められた義務を行なう権利はあるが
行為の結果については どうする権利もない
自分が行為の起因で 自分が行為するとは考えるな
だがまた怠惰におちいってもいけない

田中嫺玉 訳 / バガヴァッド・ギーター第2章47節)


「おざわせんせい」は、実在の人間です。

「営業が悪くて」→お前は悪くないのか。
「会社が悪くて」→お前も会社の一部だろう。
「時間がなくて」→時間はつくればいい。
「担当の○○がバカだったんで」→バカな○○を説得できないお前はもっとバカだ。

アルジュナの言いわけをメッタ斬りするクリシュナおぢさんみたい。



「思う」と言うな!
お前の主観は聞きたくない!

徹底的に主体性を問う。



調査しないと分からない、
というマーケは、クビ。

目的と手法のとりちがえに容赦ない。そこもクリシュナっぽい。



根っこ考えろ、根っこ!
表現は最後の5分でできる!

いいなぁこれ。ムーラ考えろ、ムーラ! 



力がでるなぁ、
力うどんは。

シャクティがでるなぁ、シャクティうどんは。


なんだろう、こういうの。「もしもクリシュナが博報堂に入社したら」みたいな感じ。
名言の選定者には佐藤可士和さんのお名前も連なっており、アルジュナリストのほうにここまでの大御所がおられるということは、この「おざわせんせい」はやはり神なのでしょう。
おもしろいです。