うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

低い視力で街へ出ている

わたしは視力が0.1ない近眼で、アーサナのクラスのある日はコンタクトレンズを入れていますが、レンズを入れても0.7くらい。眼鏡で過ごす日も多いのですが、眼鏡は0.3くらいに設定しています。
太陽の下だとけっこう見えます。天気のいい日は裸眼で出かけ、買い物をするのに値段を見るときだけ眼鏡をかけて、終わったら外す日も多いです。屋外の快晴の市場だったら眼鏡なしで買い物もできそうです。
視力は、入試のためにデッサンをはじめた高校生のときに急激に落ち、発光体を見るパソコン・スマートフォン時代になりさらに落ちましたが、人間の身体は勝手にアジャストしていくところがあるので、近視眼的に集中するわたしは近視になってもしょうがないなと思います。


低い視力で街へ出ていると、コンタクトを入れている日の街はすごく「情報過多」に感じます。とにかく色も文字も多い。パチンコ屋さんの宣伝も、目の情報が減ると声の情報の比率が上がるので「わー、宣伝頑張ってるー」という感じで愉快なのですが、チカチカした視覚的なものを見ると、「わー。なんか麻痺しそう」と感じます。


「人は見た目が9割」という本がありましたが、脳に伝わる情報としては7割と言われていて、それでもじゅぶん過比重です。
目・鼻・耳・口・皮膚の五感のうち、目が多すぎる。わたしはヨガのアーサナの説明で、ロジックのベースをここに置いています。アプローチとしては、加齢とともに五感が鈍ってきたときに、なるべく五感の五のなかで補って時間稼ぎをできたらいいんじゃないかという考え方です。いまは触覚とその延長にある気配への感度に力点を置いています。「三点倒立くらいはとっととトライして、そのあとに感じることを掘り下げていこう」という考え方も、そこからきています。



このようにわたしの日常とヨガはたいへん密接なのですが、まえに仕事仲間におもしろいことを言われました。


同 僚:0.1ない状態で街を歩くと、どうなるんですか。
うちこ:おいしそうなラーメン屋の情報を、ほぼ鼻だけで取りに行くことになります。
同 僚:ワイルドセンスじゃないですかそれ!



そうか。
麺類が好きな人に、ヨガはおすすめよ〜☆