今回の旅は、高野山を初体験する友だちをガイドするという使命がありました。といっても「おすすめのところで、おまかせで」という感じだったので、「塔」と「院」と「写経」と「朝のお勤め」はマストでおさえつつ、あとは個人的に好きなところへ案内しました。
金剛峰寺での阿字観瞑想も盛り込もうかと思ったのですが、わたしが一緒だともれなく朝夕のアーサナ稽古がセットになるため、今回はヨガニードラをもって瞑想ということとし、瞑想は次回のお楽しみということにしました。
大師教会で写経。これはマストです。
ここは筆ペン写経なので、まったくの初めてさんでも1時間かかりません。
「親指の上に人差し指が乗るの。ここ、重要です」などの細かすぎるガイドをします。
ここの木彫り像が個人的に好きなだけなんですけどね。手元の表現が丁寧でいいなぁと思っています。
お受戒をするお堂。ここに空海さんヒストリー絵巻があるので、勝手に要約して話したりします。
「ちなみにカットされてるけどこの時期に最澄さんとこういうことがあって……」などのポイントを挟みます。
(参考:大師教会過去ログ1/過去ログ2)
今回は雨やどりがてら入った、常喜院の赤地蔵尊がおもしろかった。
ほかに水かけ不動明王や
こういうアホなのを楽しそうにされたので、そういうことならここも喜ばれるかなと思う場所へ。ええそれはもちろん、ビルマ塔(成福院摩尼寳塔)。戒壇めぐりできゃあきゃあ言ってくれた。わぁい。
地獄絵やシュールな夢の戒めなどの、ここでしか楽しめない基本ポイントのほか、必ずここで見せておかなければいけないのが
「はいここ、ここだいじですー。おもしろポイントですから。読んでください」と、ガイドされるほうもけっこう大変だったと思う。ごめんよ。
高野山は聖地ということで、そこへ女三人で詣でるということで、スピリチュアルなことを求めたCREAやOZマガジンの特集っぽい展開にしなければいけないような気がしつつ、結局こうなった。。。(だめガイド)
それでも二人はなんとなくこんな展開を予測していたようで、「マニアックでおもろかったわぁ〜」と。うーん、なんというか、もっと、こう、神聖なサトヴィックな気持を引き出すべき場所なんだよなぁここは。そういう人はわたしに頼まないからいいのか。