うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

新潟県魚沼市の作った石川雲蝶パンフがすばらしい


久々にマラソン大会で魚沼まで足を伸ばしてみたら、こんな素敵なパンフレットを見つけました。わたしは浦佐駅近くで入手しました。
これまで、石川雲蝶関連のまとまった情報は木原尚さんの「越後の名匠 石川雲蝶 ― 足跡と作品を訪ねて」という本で読んでいたのですが、新潟ってめちゃくちゃ縦に長くて、雲蝶彫刻を巡ろうと思っても北の地域と南の地域じゃえらく離れてる。魚沼にある作品群はとても華があり、初めて雲蝶作品を観る人におすすめするならまずこのエリアかな、というまとまりがあります。
ただのパンフレットであれば、なにもこの場でこんなにエキサイトしておすすめすることもないのですが、このパンフレットは写真も構成も構図もいい。センスのよい人が、愛情をこめてクールに制作されたことがビシバシ伝わってきます。
石川雲蝶という人は、作品を観ると「この人そうとうオモロい人だったんだろうなぁ」というイメージが膨らむのですが、実際そうで、酒と博打が大好きで、博打に負けてお金を払うかわりに彫刻をした、という人です。
そんな人物像が



冒頭で簡潔に、でもポイントをおさえてまとめられています。ナイス編集。





コピーワークも、すばらしい。





スケールの大きな作品をあらわす、人物を入れた構図での写真。こういうの、とってもだいじなことです。カメラマンさんの愛を感じる。
このパンフのクリエイティブ・ワークは全般すごくいい。ナイス・ディレクションですよ。





巻末には、魚沼エリアだけでなく長岡や旧栃尾方面のすばらしいスポットも掲載されています。
このセレクトもナイス。(わたしがこれまでこのブログで紹介した場所もいっぱい載ってる〜)



上越新幹線浦佐駅まで行って、タクシーの運転手さんに雲蝶アレンジもお願いできるプランも載っている(Webサイトはこちら)。
そしてなによりすばらしいのは、このパンフレットがオンライン化されていること!


ラソン大会のときにも感じましたが、魚沼市はヤングパワーでドライブされているムード随所から伝わってきて、素敵になっていると感じます。センスがいいんだよなぁ。
いい仕事、いいチームワークのアウトプットを見ると、とても刺激になります。