うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

バスの車窓から その1(空港から市街地へ)

コタキナバルの車窓ライフはバスとタクシーだけでした。電車もなくはないのだけど、鉄道レジャー車両や貨物列車として走っている「サバ州立鉄道」は、日常ユースなものではありません。(レジャー線は一日一往復)
この街での移動は基本的にバスを使うことになります。タクシーもそんなに高くはないのだけど、バスがとにかく安く、市民の足になっています。


バス・タクシー利用の概略

  • わたしが行った際の手数料込みのレートが1RM(リムギット)=28.6円だったので、その計算で書きます(2012年7月時点)。
  • 空港から出ている市街地行の専用タクシーは30RM(858円)ですが、わたしはバスで市街地へ向かいました。このタクシーは相手を見つけて乗り合いにすれば、乗れる人数で同じ値段です。
  • 空港から市街地へはバス(1回乗り継ぎ)で、ひとり2RM(59円)
  • バスは山手線のように巡回している「CITY BUS」と、バスターミナルから出る「ローカルバス」があります。空港から市街地へは「ローカルバス」→「CITY BUS」を乗り継ぎます。
  • バスターミナルは、地元の人に「Wawasan Plaza(ワワサン・プラザ)のバスステーション」と言えば通じます。
  • 街で乗るタクシー料金は、市街地から見に行くような観光地は10〜15RM(300円くらい)。値段を多く要求されることがあまりなく、初回は5RM程度盛った金額を提示されることはありますが、そのへんの事情が穏やかです。
  • インドやスリランカのようなリキシャー、トゥクトゥクのような簡易タクシーはありません。


安さにこだわるわけでもなく、朝の10時にコタキナバルに着いたこともあり、普段もバスが好わたしは、空港で両替を済ませて、ひとまずバスを探すことにしました。



空港のインフォメーションで地図をもらえます。ここでたずねると、「この裏の車がたくさん走っている道へ出ると、バスが通りますから。バス停はありません」と教えてくれます。



空港を背に歩くのですが



こういう感じの道ではなく(こっちは、失敗したほうの道)



こういうちゃんとした道を歩いたほうがよく、そうすると、



こんなのが通りがかります。これが、普通のバス。ローカルバスです。
基本バスのほうから積極的に「乗るの? 乗るの?」という感じで声をかけてくれます。
「街へ行く?」「行くよ。CITY CENTERで乗り換えてね」「(よくわからないけど、行くらしいので)はーい」という感じで乗りました。
料金は降りるときに払います。




車内はこんな感じ。



動画だとこんな感じ。



こんなふうに、適当に人が乗ってきます。



何分くらい乗ったか忘れましたが、20分くらいだったかな。ほどなくすると、このターミナル(終点)で降ろされます。ここまでで、1.5RM(43円)。
ここが、今後よく利用することになるバスターミナル(通称「ワワサン・プラザのバスステーション」)
降りるときに、運転手さんが「あのグリーンのに乗り換えるんだよ」と教えてくれます。

これが、「CITY BUS」
市街地の循環バスで、どこで乗り降りしても一回0.5RM(15円)




なんとなくいっぱいになったら出発します。料金は、乗ると適当に徴収に来てくれます。



わたしはギュッとしたこのバスの感じがすき。


地球の歩き方」と空港でもらった地図を片手に安宿エリアを見て(宿は予約していない)、だいたいこの辺で降りるんだよなー、なんてことをイメージしながら乗っていたら、近くに座っていたお姉さんが「大丈夫?」というような顔をしてくれたので地図を示すと、「オッケー」というような笑顔。その辺に着いたところで、教えてくれました。



帰路も市街地からバスで空港へ行ったのですが


地球の歩き方にある「高等裁判所前のバスターミナルから空港へ向かうバス」というのはありません。
なので、往路同様に「CITY BUS」と「ローカルバス」を乗り継いで帰りました。
CITY BUSでバスターミナルに着いたら、「タンジュン・アル方面」



記述は「TG.ARU」という看板のあるあたりで「空港行く?」と聞けば、「これに乗って」と次に出るバスを案内されます。市街地から、乗り継ぎ含めてトータル40分程度見積もっておけばよいでしょう。



日本はバスが定刻・本数定性で動く運用だから、交通費が高くなっちゃうのかな。
「ちゃんと走る」「信用できる」のはすばらしいのだけど、こんな風に日中は「いっぱいになったら出る」という運用にすることで交通機関を安くできるなら、そっちのほうが観光マーケットが盛んになってよいんじゃないかな、なんてことをうすぼんやりと思いました。