セイロンというのはスリランカの旧称です。スリランカの首都は「スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ」という長〜い名前の、コロンボから15キロ離れたところなのだそうですが、事実上日本の東京にあたる場所はコロンボです。今日はバンダラナイケ国際空港からコロンボ市街へ向かったときのお話。
空港の出口で両替をして(レートは均一、利益差操作はなく、安定しています)、いざコロンボ市街へ。特にそんなに節約するつもりはなかったのですが、母も私も元気だったので普通のバスに乗っていくことにしました。
とってもきれいな、りっぱな空港です。バックパック母、キョロキョロしてます。
ブッダさんが待ち構えています。うちこが今回旅先にスリランカを選んだ理由はひとつは、これだったりします。はじめは母に「またインドへ行きたい」と言われたのがきっかけなのですが、うちこはギラギラしたヒンズー教に少々疲れていて、次はタイなどの仏教色が強い国にしたいなと思っていたのでした。
その後旅するあらゆる場所でその様子が見られましたが、スリランカは家電ブームかと思うくらい、いま国民の関心事が家電に集中しています。もしこの国でうちこが職を見つけられるとしたら、間違いなく家電芸人でしょう。コンピュータもけっこうイケるクチです。
空港を出て左折すると車がたくさん到着するところがあり、その先っぽがバス乗り場です。いろいろな人が親切に教えてくれました。15分ほど待ったらバスが来て、特になんの表示もないなぁ、と思っていたら、そのバスは普通のバス乗り場までの空港バスなのだそうです。無料です。
どなかた、政治家さんのようです。
空港の名前の由来になっているのはソロモン・バンダラナイケさんという元首相で、暗殺されてしまいました。
ちなみに世界で初めての女性首相誕生国はスリランカで、ソロモン氏の奥様(シリマヴォ・バンダラナイケさん)でした。
スリランカのバスは、日本のバス車両やマイクロバス車体を流用したものばかりなのです。このバスは東京都バスで、見慣れたステッカーがたくさん貼ってありました。そのまんま使われています。
7割といわれている仏教徒の女性は洋服を着るので、サリーを着たヒンズー教の女性がかえって目立ちます。
コロンボ行きのノーマルバス(エアコンなし)に乗り込みました。50ルピー(39円)。
出発〜。最後に人なつっこい子どもたちが登場します。
スリランカのバスは運転手&料金回収係が二人セット。インドと同じです。
110分でコロンボへ到着。この動画は市街地になってきたあたり。
道のあちこちでブッダさんが瞑想していて、仏教国だわぁ、と思う。
バスターミナルの近くに電車のコロンボ駅もあります。
ちょうど電車が来て、見ることができました(その後電車の旅もするのですが)。
スリランカはとにかく公共交通手段の交通費が安い。トゥクトゥク(タクシー/オートリキシャー)を使わなければ、かなり安く済んでしまいます。母が疲れたときにトゥクトゥクに乗っていたので、うちこひとりだったらどんだけお金を使わずに済んでしまっただろう……と思います。
バスだけ使ったら5000円で国を周遊できるんじゃないかな。(北海道の8割と同等の国土面積)
とにかく交通費はそのくらい安い。乗り物好きにはうれしい国です。