瞑想については、これまであまり書いてきませんでしたが、完全うちこ式ですということで、たまには書いてみようかと思います。道場では動く瞑想中心で、いわゆる「瞑想してるのね!」みたいな瞑想はまったくやらないのですが、普段はけっこうどこでもやってます。
バリエーションはいろいろで、以前「歩き瞑想」や「ジョグ瞑想」についてちょろりと書いたことがあるのですが、座って行なう場合は(たとえ1分でも)、やっぱり動く瞑想よりも雑念が滞留しやすいです。
今日は、そんなとき以前わたしはこうしていたよ、という「イメージ」をご紹介します。ジョグ瞑想のときにちょこっとは書いたのですが。
いちおうわかりやすく、
ポイポイ瞑想
とでもしておきましょう。くわしい説明もいらないような感じなのですが、発生してしまった雑念を、実際にビジュアルのイメージで捨てていきます。
そのとき、イメージに使うのは「スーパーでおばちゃんがつい多めに持って帰ってしまう、あの袋」の材質がよいです。いわゆる地域指定のあの袋ですと、イメージの中でカサカサした音が(笑)。なるべくやさしく、さりげなく使用できるものがよいです。
雑念は、人によっていろいろでしょう。わたしのバリエーションだけあげても、
・具体的な映像や、絵に近い印象
・ホコリの固まりのような感じ
・糸くずみたいな感じ(ボールペンの試し書き風)
・すかしっ屁のような感じ
・くぁーーーっと熱い、ひとだまみたいな感じ
とにかく、いろいろです。
それらをですね、いきなり「無に」というのが難しいときは、包むようなイメージで捨てちゃっていくと、整理しやすいんです。もうそのまんま、心と頭の中のお掃除です。当然クリアに、スッキリしてきます。
そのときのお掃除のイメージは、上記の中では、どういうわけだか
すかしっ屁
が、いちばん説明しやすいんですねぇ。
香水は、意図的に「正義だ」と思って存在しているような感じなので、「申し訳なさ」の点で雑念とイメージが重ね合わせやすい「すかしっ屁」のほうが、しっくりくる。
これ、とっても便利なんです。
ちょっと、人のものの言い方に「カチン」ときたときなんかは、上記でいうと「くぁーーーっと熱い、ひとだま」ですけれども、フワリとすくって、捨ててしまう。でもまたどんどん湧く。それを、ふわり、ふわりと包んで捨ててしまうんです。
もう、気にしてもしょうがないこととかは、ホコリの固まりや糸くずに近い。気にしてもしょうがないことに、「ほんの少し関わった人・モノに付着したホコリ」を包んで捨ててしまうような感じです。「許す技術」でもあるかな。
仕事中とか、日常生活の中でのスイッチングに、いきなり「あれもない、これもない(ネティ、ネティ)」(参考)というブッダ式は、あんまり現実的ではないですね。まだ、「しんむーけーげーむけーげーこー(心無圭礙 無圭礙故)」と唱えてしまったほうが、早い。なので、ちょこっと紹介してみたのでした。
(ちなみにこれは、高野山で瞑想しているときに、勝手に自分ではじめていた方法です)
<余談>
ポイポイって、お前またドラゴンボールかっ! と思う人がいるかもしれませんが、あっちは「ホイポイ」ですのでね、違いますよぉ。これを機に、以下の名前は「ホイポイカプセル」であることも覚え直しておくと一石二鳥ですね。ちなみに、このホイポイカプセルを使うのもよいですし、ドラえもん派なら四次元ポケットでもよいですし、捨て方はご自身の好きな「アイテム」を使うことをおすすめします。