うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

「体が硬いんです」「それはあなたがやったこと」

インドの幼子やわらかす。
インド旅行記の途中ではありますが、今日は別のインド人の話を(笑)。今日は帰国後、久しぶりに師匠のレッスンを受けました。師匠のレッスンに体験レッスンの人がいると、わたしがお手本アシスタントをやることがあります。今日は体験の人が二人だったので、わたしを挟む形で並びました。体験の人がちょっとポーズで出遅れちゃったときとかに、わたしが横で言葉のサポートしたり、師匠が「彼女の、ここを真似しなさい」といったような形で連携します。最近は師匠とスケジュールが組み合わさることが少なかったので、半年ぶりくらいのアシストでした。

師匠のクラスでアシストをしていると、非常に興味深い会話に出くわします。
きょうは体験の人が「牛の顔のポーズ」で背中で手をつなぐのに手こずっていて、だいたい利き腕と逆の腕が上がらないパターンだったりするので、「左利き? だったら、気にしないで。だいたいそうだから」と言ったら、「昔から、ここが硬いんです」という返事がかえってきました。
そうしたら、師匠が

 (昔からって言うけど)それはあなたがやったことダカラネ。赤ちゃんのときは、みんなやわらかく生んでもらったんダカラ!」

と。
彼女の「昔から」という表現に反応したパターンです。こういうこと、よくあります。
言われた体験さんも「ほんとー! わたしのせいだわぁ」と、素直な人でよかった。


たまに、体験さんや初心者の人の「私、体が硬いんでぇ〜」という言い方で、その人の姿勢みたいなのを師匠が読み取ってしまって「硬いのはあなたの頭ネ! フンッ! この人バカねッ!」みたいなムード(っていうか、本当に言い放つ)になることがあるのですが、生徒さんの受け取り方しだいで、いいムードにも悪いムードにもなる。
試されてますよ。だいたい。


思ったことを言わずに溜めるとだいたい気づかれる。「溜めている行為」を勘づかれる。なので、わたしは思わずツッコミたくなったときは、その場でツッコミを入れるようにしています。
レッスン中に、「あ、また出たよヨーガ哲学」かと思いきや、「ん?」と思うこともあり、以前、

 「結婚は毒リンゴね。食べてみないとわからないネ♪」

と師匠が言ったときは、
 「先生、それ先にオチ言っちゃってるじゃん!」と、すかさずツッコんでおきました。溜めるとバレるから。

ちなみに、
 「だって、そうじゃないのっ!」というのが、師匠の言い分でした。

"結婚" もヨーガと一緒で、実践哲学だからね〜。


▼師匠のことば
心の火事は、誰が消す?
思いやりをもってヨガをするということ