ジョギングが楽しい季節です。だいたい週末に7キロぐらい走っているのですが、この前の日曜日の朝、はじめて気ままに砧公園を走ってみました。距離もコースも気にせず、ゆっくりと50分くらいのジョギング。これが、すごく気持ちよかったんです。
要素は、匂い、潤い、空気、音楽、一定のリズム。ただ何も考えず、身体が勝手に刻むリズムに身を任せていました。こんなに何も考えずに走れたのは久しぶりかもしれません。走っている間、ずっと美味しいお酒に酔っているような、そんな気分でした。
■匂い
前夜からの雨上がりで、雨にぬれた緑の匂いがとっても妖艶。
■潤い
等々力渓谷も同じ理由ですきなのですが、しっとりと空気全体が潤っていました。
■空気
カラリと晴れた日の空気とは違って、緑の濃い朝の空気がのどにやさしかったのでした。
■音楽
パソコンを初期化したので、とりあえずiPodに入れてあったビートルズのArtist-Allの垂れ流し。「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」「ホワイトアルバム」しか入れてなかったので、この順に曲が流れはじめました。うちこはプレイリストを作るのが好きなので、これまでずっといろいろな気分のプレイリストで走っていたのですが、アルバムを通して聴くと「やっぱりサージェント・ペパーは最高だ！」と思う。そのあと、ホワイトアルバムの「Ob-La-Di,Ob-La-Da」まで走ってジョギング終了。
「マスター、今日はこの辺にしておくわ。美味しかった」といって家路につくような（そんな店行かないけど。なぜかイメージはめっちゃ昭和で火サス）、身体はそんな気分でジョギングが終わったのですが、最後が「Ob-La-Di,Ob-La-Da」だったので、朝のジョギングとしては気持ち的に最高のエンディング。
そしてこの2枚のアルバムの効果もあるのでしょうか。「まるでこれはヨガだったのではないか？」と思うような、全身360度の心地よい疲労感がたまらないのでした。
