ビジネスが変わる、とタイトルにありますが、内容は「広告ビジネスが変わる」ことについて多く書かれていて、テレビや新聞の折り込み広告の効率とWebのキーワード広告についての記述が多いです。
話の本質とは離れてしまいますが、この本を読んでいてなぜか妙なことを思い出しました。「グリコ森永事件」です。昔、怪文書と言えば、目にするのは広告の切り抜きが材料でした。今そんなことする「犯人」ているんでしょうか。普及したフォント使ってWordで作るんでしょうね。ゴシックだと雰囲気が出ないので、やはり楷書でしょうか。子供の頃、テレビのニュースで怪文書を目にすることがあったとき、その中にもクリエイティブなロゴのレイアウトをしているものとそうでないものがあって、不謹慎ながら「なんかこれはデザイン的に他のものとは違ったこだわりを感じるな」などと思うことがあったのですが、紙の広告が減ってくると、こんなところも変わってきますね。グリコ森永事件は、なぜかはじまりがひらがなの犯人の名前と(かい人21面相)とその妙な文体も、あわせてショッキングだった記憶があります。
ここ最近この関係の本を立て続けに読んでいましたが、どうもクリスマスを過ぎると気が緩む傾向があるので、この時期に読んでいました。明日からは少し年末モードでリラックスしたいので、帰省にはしんみりした本と愉快な本をバッグに詰め込んでいく予定です。
Web2.0でビジネスが変わる [ソフトバンク新書]
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