お盆明けに少しましな数日間があって「んなわけないでしょー」とばかりにまた熱帯夜が連日やってきて、8月の夜は半分くらい眠れない日を過ごしました。
昨年購入したタワー型の冷風扇で今年も乗り切る予定でいたのですが、どうにも湿度が尋常じゃない。今年は都内の宿が空いているというし、1週間くらい浅草あたりで旅行気分で暮らそうかな…なんてのんきに考えていました。ところが、これは今年の生活変化の蓄積でしょうか、考える気力が湧かぬまま長い長い梅雨が明けたと思ったらいきなり暑さが連日どーんとやって来た。ぎゃー。
毎晩1時間か1時間半おきに目が覚める。朝かと思って起きたらまだ0時でげんなりする。はじめは驚いたけれどそれにも慣れ、起きるたびに麦茶を飲んでシャワーを浴び、ボディの下に敷くひんやりパッドと保冷剤を入れ替えて第2ラウンド、第3ラウンド…、と細かな睡眠を重ねて過ごしました。
ボディに刻まれている記憶というのはすごいもので、起きる直前にインドにいる夢を見た日がありました。起きる直前の背中の感覚がまったく同じで、自分の体温が背中に跳ね返ってうわあああっとなる感覚をそのまま再現するもの。インドのゲストハウスのベッドで起きたと思ったら自分の部屋にいる。しかも、ものすごい湿度が加えられている。これはなかなかの仮想地獄的現実。
もう、これはおしおきだと思うことにして日々を過ごしました。
そんな「スーリヤ神・おしおきサマーキャンペーン2020」も今週からいよいよ終了のきざし。お盆明けに開催された「ご好評につき、期間延長」なんてことも、今度こそはなさそう。ないよね。信じていいのかな。すっかり疑い深くなっています。
それにしても、こんなにも夢眠位と覚醒位ばかりを繰り返し熟眠位に入れないというのは久しぶりのこと。風の気持ちいい瞬間を見つけては窓の近くで瞑想をしました。
意識は深い眠りとともにエネルギーを補給している。このことが、身をもって本当によくわかりました。瞑想は泉へ喉をうるおしに行く鳥のような行為であるということが、よーくわかりました。
そんなきっかけ? と思うかもしれないけれど、あの灼熱の国で瞑想が開発されたというのは、こうやって経験を元に考えると自然に納得せざるをえない。
今年の夏はもうひとつ発見がありました。ハンモックを考えた人は偉大!ということ。ほんとうに熱は背面から攻めてくるから。床との接地面をなくすというのは、これこそ抜本的改革だなと、しみじみ感心してしまう。
そんな8月を超えて、少しずつ元気になってきました。
今週は風の神が暴れるようなので、みなさんお尻の穴をしっかり締めて、飛ばされないように注意していきましょう。
▼90分おきに入れ替えていた、ひんやりパッドと保冷剤
保冷材は首の下に置くのがいいですね。100円ショップの200円コーナーで入手し、後日もうひとつ買いました。
「PEACE BEGINS WITH A SMILE」て意味が全くないわけじゃないけど、なんでここに
? そしてコーヒーに湯気。そんな問いを誘発する、なんとも100円ショップらしいデザイン。夜中にひとりで突っ込むネタとして最適なユルさよこれ~。