初夏に高野山へ行ってきました。一泊旅行です。
行ければ満足なので特に目的はありません。何度も行ったことのある場所を歩きました。
奥の院は、行きはまっすぐ中央の石畳の道を行って、帰りは車道に近い側の社墓群の道を歩くルートが好きです。
有名人の墓だらけで、しかもその有名人が江戸時代以前の人ばかりで、初めていく人はなんじゃこのスター揃いの光景は! となる奥の院。
今回は、初めて最近の有名人・司馬遼太郎さんのお墓に気持ちが向きました。
空海さんといえば司馬遼太郎さんなのに、わたしはまだ本を読んだことがありません。
微妙にトレンド(?)が変わる 霊廟への道
今回は
白目をむいたように見えるお地蔵さまが気になりました。
白目に真っ赤なルージュが、最近のトレンドのようです。
空海さまの稚児像まで白目。なんてことでしょう。
おしゃれさんたち。
空海さま、かくれんぼ中。
黒い像が空海さまです。ウォーリーを探せ! のように楽しんで歩きます。
社墓や機構のお墓は、ロゴやデザインのこだわりが見どころです。
粋なディスプレイ。
このシンプルさ。意外性がたまらない、豊臣家の墓。
他にも明智家、毛利家、北条家、前田家、徳川家、織田家、武田家、上杉家・・・
あげればキリがありません。
▼参考
親鸞しろありコース
戻りのルートでは、この辺が好きです。
ここに毎回登ります。親鸞さまのお墓があります。
わたしが初めて奥の院へやってきたときに、驚いたお墓です。
「しろあり やすらかにねむれ」(日本しろあり対策協会)
わたしはこの親鸞しろありコースが好きです。
与謝野晶子さんのお墓も確かこのルートにあったので、本を読んだらさらに好きになりそう。
帰りは車道のすぐそばの道を歩きました。
この車道沿いの道も歩道があって静かですが、やはり奥の院の敷地内を歩くのが気持ちよいです。
<余談>
今回は奥の院で近くを歩いていた人たちが、ジャニー喜多川氏(奥の院にお墓がある)とその父上(高野山真言宗僧侶)の話をしていました。人望があり厳しい僧侶だった父とその息子という親子関係の話をされていて、知らない視点だったのでつい聴き入ってしまいました。
戦国武将に視点の中心を置いていたので、それまでは写真のある時代の与謝野晶子、司馬遼太郎などの作家を「最近の人」に感じていましたが、もっと最近の人がいました。
生きているというのは、歴史の変化のなかにいるということなんですね。
▼高野山は何度も行っているのでひとつのカテゴリにして過去ログをまとめています。