昨年の12月からネットで利用する通信データ量を10ギガに変えました。それまでは無制限でした。
ずっとそうしたかったのだけど、その前に契約していたプロバイダの年数縛りが。こういうのは手切れ金だから更新月に関係なくちゃっちゃと変えればトータルも安いのに、ズルズル着ている毛玉だらけのセーターの裾をつままれたような気分。ああいやだ。こういうの、ほんといやーねー。
そんなこんなで12月と1月はデータ量を運動神経的に感じながら過ごしました。12月は妙に節約しちゃって(びびり)1.9ギガの利用。残りの8ギガを1月に繰り越して今月は18ギガもあるぞーと思ってSATCのシーズン1を11話も観ちゃって(プライムにあるのを見つけてしまった…)、1月20日の時点で残り1ギガになっていてあわてて節約。スマホ分の容量をデザリングで使いながらつないでいます。なんかこういうのって、5キロマラソンに出てみたら楽勝だったからってすぐハーフ・マラソンに出て撃沈する人みたい。
この2ヶ月でギガの有効な使いかたを少しずつ会得し始めました。昔は1.44メガバイトのフロッピーで生きていたから、ギガなんて言われたらわからない。ごはん茶碗1杯でどのくらい胃が満たされるかまでしかわからない。米一俵をもらっても何日食べられるのか想像できない。
わたしは1か月10ギガでじゅうぶんで、これ以上は不要だけど5ギガでもいいかといわれるとちとつらい。動画さえ見なければぜんぜんいける。5ギガにしたらもっと勉強家になれそう。引きこもりやすいわたしはこんなふうに自分をネットの世界から追い出す設定にするのがよいのだけど。もう少し気温が上がったら5ギガにしようかな。
なにごともこういうふうにゆっくり体感で慣らしていきたいのに、普及するサービスはどれも勢いがあるから水が蛇口をひねれば出てくる式でジャーっと使い放題をすすめてくる。急いでいると考えるのが面倒になって雑な判断で契約してしまう。
わたしは家の電気の設定を20アンペアにして暮らしています。それってどのくらいかと言われると、電気ストーブとヘアドライヤーを同時に使えないくらい。電子レンジがないのでこれでもいけます。お布団は湯たんぽ。人が泊まりに来ると生活がレトロでおもしろがられます。
ガスと水道は根っこのところで制限設定ができないのでじゃぶじゃぶ使っています。電気はインドにいるときに停電が多くロウソクで勉強していたことがあって以来、意識的になりました。
ギガの制限をきっかけに、いま久しぶりにロウソクの日々を思い出しています。高速データ通信機能をオフにすると、ロウソクの光みたいにちろちろと情報が読み込まれてる。キャンドル・ナイトというとちょっとおしゃれになるかな。ならんか。