先日名古屋で、いよいよきたか。というツッコミがありました。「汗は皮膚の中でかけって! どういうこと〜(笑)」と。
わたしはアシュタンガ・ヴィンヤサ・ヨーガで汗をボタボタかく人に
汗は皮膚の中でかいてください
と言うことがあります。
まじめに説明すると、熱は内部で燃やして浄化に使ってくださいということなのですが、「どういうこと〜(笑)」の質問の意図はそっちではありませんね。「どうすればいいのよ」という意味かと思います。
その回答として書くと、汗をボタボタかくというのは
呼吸にスタッカートが入っています
という状態です。
一瞬、呼吸を切ってるところがありませんか?
ヴィンヤサヨガでは特に、呼吸の連続性となめらかさが大切です。課題は、ここにあります。
ちょっと頭の中でその感じ=曲の滑らかさを想像してみてほしいのですが、
ベートーヴェンの「運命」のような呼吸ではなく、ヨハン・シュトラウス2世の「美しき青きドナウ」みたいな呼吸にすると、汗を皮膚の中でかけます。
・・・あら、いけない!
わたしらしくない喩えを使ってしまいました。
んとね、
同じ吉幾三でも、「おら東京さ行くだ」ではなく「雪国」で頼むよ、ってことです。
ラップで刻んでくれるなよと。刻むなよと。
「汗は皮膚の中でかいてください」というのは、そういうことです。