ヴェネツィアでくくるって、どのような感じなのそれはと思って観に行ってきました。
スタート地点にある「ヴェネツィア鳥瞰図」からいきなりおもしろい! わたしは学生時代にイタリア映画が好きでたくさん観たのだけど、その頃のあこがれの記憶がじわじわと解凍されました。
地形や地域の説明が多かったので、途中から「なにこのすごい埋立地」みたいな感覚になり、この都へハイセンスな人々が集まってくる気運がありありと再現されるかのような展示物に囲まれ、自分までセンスのいい人になれそうな気分になって帰ってきました。
全体的に「おしゃれであろうとすることのよろこび」に満ちた感じがあって、「江戸の粋」「京都のわびさび」に似た、なにか地域と紐づくトーンを感じました。
以下は、目録のメモ書きです。
- 14:陽気な目のヴェネツィアの街角(油彩/エットレ・ティート)⇒子どものかわいらしさの描き方がグッとくる
- 27:男と少年の肖像(油彩/ジョヴァンニ・バッティスタ・モローニ)⇒冬物の服の質感がすごくリアル
- 104:ヴェネツィアの運河(油彩/アントニオ・レイナ・マネスカウ)⇒すてき
- 107:紅毛フランカイノ湊(大判錦絵/作者不詳)⇒日本人の誰かが描いたもの。おもしろい
この展示は入り口に撮影コーナーがあります。
一緒に行った人たちと
▼この展示は11月27日まで開催されています