ニンビンでは到着日に自転車で観光、2日目にクックフーン国立公園へ行き、その日の夜にバスでドンホイという町まで移動しました。
日本でいう高速バスを、ベトナムではオープンバスと行って、たくさんの会社が運行しています。ひとり26ドル(⇒279,500ドン⇒1,600円)、途中で1時間半の休憩を挟んで8時間の旅です。
<こんなタイムスケジュールでした>
- 19:20 ホテルの前の道から出発
- 19:40 大きなレストランもあるドライブインで休憩
- 21:00 再出発
- 04:20 到着(途中で休憩があったかもしれないけど、起きず。一瞬で到着)
こういう感じは、日本と一緒。ベトナムの長距離移動バスは、だいたい2階建てバスです。
こんな環境です。
はじめはいきなり休憩が長くて、な、なに?!
と思いましたが、再出発後は爆睡。車掌さんに起こされ、「ここだよ」と道で降ろされました。
大きな国道の小さな食堂の電気が着いていますが、ただの真っ暗な道。
意識があまりないなか、母が現地の誰かと話しをはじめましたが、意識が動かない。
うちこ:あ”あ”あ” zzzzz…(起きられない)
母:ねえ、この人が、バイク乗れって。
うちこ:電車の駅まで、歩いて行けないもんですかねぇ〜
バイクの人A:無理だよ〜! すご〜く遠いよ。
うちこ:何キロですか?
バイクの人A:4キロはあるよ。
うちこ:そうですかぁ〜。zzzzz…(動きたくない)
(バイクの人Aさんは、わたしのやる気のなさに、母に営業を始める)
うちこ:いくらだって?
母:んー。これはゼロがいち、に、……。3万だって
うちこ:ひとり3万?
バイクの人A:そうだよ。1台、ひとりずつ3万だよ。
うちこ:それは、ふつうの値段ですか?
バイクの人A:ふつうだよぉ〜
うちこ:そうですかぁ〜。ふぁぁ〜。zzzzz…(もう少し寝たい)
しばらくしたら、もうひとりのバイクのBさんが、2万ドンを1枚見せながら、行こう行こうと合図してきました。
うちこ:それは、2万でいくよ、ってことですか?
バイクの人B:うん
うちこ:なんかいま値下がりしたよ。
母:あら。
うちこ:行くかぁぁぁ…
といって、乗ったらほんとうに4キロくらいの、夜明け前のドライブ。ひとり114円。
バイクの人たちは、「じゃーねー」と、さわやかに去っていかれました。
われわれはここから、電車でダナンという町へ行こうとしていました。
まだ誰も出勤してこない駅の中で、時刻表を見たり、なんとなく切符の買い方などをシミュレーションしたりして、「はじめての電車」のイメトレをしました。