アグニはサンスクリット語で「火」。というだけの理由で読んだのですが、引きこまれる呪術ストーリーだった。
アマゾンの内容紹介を引用します。
初出は「赤い鳥」[鈴木三重吉主宰、1921(大正10)年1月、2月]。短編集「夜来の花」[新潮社、1921(大正10)年]に収録された。上海で誘拐された日本領事の娘「妙子」を救うため、「遠藤」はアグニの神を「妙子」に交霊させて事態を好転させようとする。上海が危険な街だという認識が芥川にあった頃の作品。
とのことですが、いま予備知識なしに読むと、インドの神様 V.S.日本の神様 の話。
脳内で展開する映像が宮崎アニメの世界で、これは映像化したらハマりそう。
「ハウルの動く城」や「未来少年コナン」が好きな人におすすめ。わたしの脳内ではああいう感じの世界が展開しました。
▼短編なのでウェブでもすぐ読み終わります
▼Kindle版