石川雲蝶作品が観られる曹洞宗のお寺。JR上越線「越後中里駅」から歩いていける場所にあります。(住所は湯沢町大字土樽4595)
中里は子どもの頃にスキー遠足で行ったので馴染み深く、なつかしい場所です。
行ってみたらなんとも美しく、JRのコマーシャルに出てきそうな景色が広がっていました。
雲蝶作品は、この釣鐘堂・桜門の左右にあります。
阿吽の仁王像。毛がびっしり書き込まれているのだけど、彩色は塗りかえられたものだそうです。
「吽」さんの手が雲蝶らしいと評判ですが、わたしはそれよりも、「阿」さんの足が気になりました。
わたしは像を見るとき、手足の先(特に足首)と背骨、脇の下、眉の状態をよく見ます。
なかでも足先は特に、彫る人はやっぱり自分のを見るんじゃないかということで、作者を見るかのように見ます。
まるで手の指のように長いこの足指とセバスチャン使いは、ヨギとして見逃せないポイントです。
足首からふくらはぎのカーブも、「あぁ、なんか性格いいんだろうなぁこの人」と。
まさに理想の男性(の、足!)。
ふくらはぎを裏側から見てみたくなる任王像でした。
それはさておき、このエリアはとってもきれい。
温泉もたくさんあります。ふくらはぎを観て、ふくらはぎをほぐす。
この夏、ふくらはぎをテーマにした旅は、いかがですか?(しつこい)
▼このほかの写真や記録のインデックス
●新潟県で石川雲蝶の彫刻作品をめぐる