久しぶりのアクセス解析日記です。
過去にはページビューの表示をしていたのですが、検索からの偶然の出会いを含め、画面に向かっている人とのエンゲージメント(いま流行ってるっぽいので使ってみた)の瞬間にはいらないインテリアだろうと思い、取り除きました。
端末の変化やソーシャル化に伴うあれこれについては、たまに Google Analytics でデータを見ています。社会勉強です。
OSとデバイスの変化を見るようになってから、なんとなく書き方も変えました。今日は「これからのブログ」と書きましたが、これはわたしのこの日記に限らず、これから全般的にブログはそういうふうになっていくんだろうなということを、わたしの日記へのアクセス状況から語ってみます。
前提としてですが、おしなべてヨガの世界・業界はITリテラシーがほんわかしており、いい意味でゆるやかで奔放ですし、情報発信を取り巻く環境はあたたかいです。趣味のひとつになることがあったり、インストラクターさんが個人事業主としてやっている人が多いせいか、料理ブログ世界や美容ブログ世界同様にアメブロに偏る傾向があり、自己表現の場として書いている人が多いようです。
そんななか、地味なはてな(ほめてます)で書いているヨガブログですから、同じようにヨガについて書かれているブログの中では、IT的な動向は早めに出ているかと思います。
これヨガブログだったのかとか、本のブログかと思ってたとか、最近では仏教ブログだと思っている人も多いのでしょうけれども、言語と視点はヨガ的な感じでいちおう統一を心がけていますので、ヨガブログということで続けます。
あまり細かく書くと「お父さんのためのスマートフォン講座」のようなってしまうので、そこんとこは割愛させてください。
■ブラウザとOSと、読まれ方
S=Safari、A=Androidです。たどり着いた先のURL(ランディングページというのね)を見ると「/uchikoyoga/touch」が全体の6.6%なので、iOSに端末は変わってもパソコン版の表示のまま見ている人が多いようです。(ブラウザと端末が掛け算で出てこないので、Safariの人の8割くらいはiOSであると仮定)
スマートフォン・スマートパッドからのアクセスが増えていますね。Androidの人の半分がスマートフォン版に最適化されたページを見ているとすると、約1割の人はこういう画面で読んでいることになります。
まるで新聞のようです。
1割の人は、パソコン版で見えるカテゴリや本棚リンクやお友達リンクを見ていません。
もうひとつ、端的にいえるのが、リピーターさんがiOS(まあおおむねiPhoneと思ったらいいです)にけっこう移行していますね。
このブログは相変わらずリピーターさんが84%を占めているのですが、
Safariユーザーの新規訪問の低さが特徴的です。ここにリピーターさんが多いようです。
だからといってなにか変わることがあるわけではないのですが、数字はそう言ってます。
■ソーシャル動向
ソーシャル・メディア経由の流入は、わたし自身が発信の場所をブログにしぼり、twitterやFacebookを積極的にやっていないこともあり、かなり少ないほうだと思いますが、流入数はtwitter、Facebook、はてなブックマークの順です。
Facebookがほかの二つに比べて直帰率が高いというのはどういうことだろうなぁ、と。思いっきり堂々と個人名とともに薦められるものに、人は興味を示さないと言うことなのかもしれません。
ブログとFacebookの関係はこういうことなんですけれども
Facebookというのは自分プレゼン・メディアにならざるをえない仕組みなので、拡散される記事は「毒が少なく社会的に好ましいもの(わたしの記事で言うと、難しすぎず、一般的にもいけるもの)」になります。だからご飯と子供の写真ばかりになるわけです。「わたし、こんなに宗教どっぷりでアホみたいに思い込みで妄想入った記事、いいと思う!」なんてことは、すすんで実名の上でやるものではありません。
そんななかでも、意外とFacebook経由が増えているのに驚きです。
いずれにしても、それぞれの読者さんがわたしに対してではなく自分の知人の範囲へ感想を語ってもらえるのは、ある意味健全なことと思っています。コメント欄を使って「うちこさんなら、わかるよね」というムードで感想を書くよりも、より自立したスタンスになる仕組みなので。
■これからの書き方とコミュニケーション
先に、1割の人は新聞のような画面(/touchの画面)で見ている、というのを表示しましたが、今後はそこの比率が増えていきます。そうなると、ブログとしては
- ブログ全体のムードや記事構成、関係なし
- 本人のキャラクター、関係なし
- 過去の経緯脈絡、関係なし
という土俵の上で、
「いま読んだこの記事は役に立ったか、立たなかったか」
という、シンプルなメディアになります。これは、みんなが洋服を着るようになった歴史と同じように、抗えない、そうなっちゃいます。
ここから、コミュニケーションのはなし。世のブログはどんどんコメント欄を閉じていたり、承認制になっています。「過渡期といったら、いつだって過渡期だ」という鈴木大拙氏のきびしいお言葉は、ほんとうにそう。なのでその言葉を避けると、いまは「混乱しながら移行している時期」かと思うんです。
先の、1〜3が普通になったときにどうなるかというのは、近い未来の話。1〜3が普通になったうえでのコミュニケーションが、今後、ブログ以外のところできっと発生してきます。有料メルマガなんかはその流れかもしれません。もしかしたら、コミュニケーションが有料になる時代がくるかもしれません。
昨年の日記に「これからのカルト・ビジネスはソーシャルの暗黒面を味方につけないと勝ち残れないという時代がやってくるかもしれない。」と書きましたが、先日こんなニュース(オウム信者がSNSで勧誘。ちなみに名目はヨガ)がありました。
そうなるよなぁ、と思うんです。やっぱり。SNSは布教向きの仕組みなんだよなぁ。
話が大きく脱線しましたが、とどのつまりとして、ブログを続けるのだとしたら、書いているうちは「いま読んだこの記事は役に立ったか、立たなかったか」。(ついでにヨガを始めてみる気に少しでもなったか)
要点をそこにおいています。(仕組みのうえで親しみにくくなっていくのは、しょうがないと思うのですよ。なので、みなさんのこころのなかで親しんでくださればと思います)