昨日は等々力不動尊で写経をしたのですが、2月14日は高野山の大師教会で写経をしました。
高野山へよばれたなら、ぜひ一度行ってみてほしい場所です。受付の坊主さんも感じがよくて、写経ができるだけでなく、空海さん関連の本をゆっくり読んだり、お受戒を経験させていただけます。
はじめ「金剛峯寺へ行けば、写経をすることができる」と思い込んでいて、受付の人に「写経をしに参りました!」と言ったら、「ああ、それは大師教会へいってもらわんと。すぐそこですわ」と、和歌山特有のイントネーションで教えてもらって、すぐ3分。
また「写経をしに参りました!」と言ったら、「そうですか、どうぞー。あ、お代はあとで」と、さっさと写経部屋へ。始終ひとりっきり、お部屋ひとり占めの贅沢な写経でした。
まず、塗香です。このあと根本大塔と金堂へ参ったので、この日は塗香まみれ。
「せっかくですから、お大師様の一番近くに座ってください」と、最前列へ誘われました。そこでお坊さんは、「では、終えられましたら、下までおいでください」と出て行かれました。最前列なのであんまり貸し切り感はなく、むしろマンツーマンな気すらする雰囲気です。
用紙は高野山仕様。でも、筆ペン写経。この用紙がフェイントで、お願いに「世界平和」が初期設定で入ってる! なので、いきなりあらためて考えることに。考えるほうは、「為」ではなく「願意」でした。「心身健康」と書きました。
奥の院で自然に朽ちるまで置いていただく納経なら1000円、お炊き上げなら100円とのこと。今回はお炊き上げにしました。100円で写経をさせていただけるということです。はい。
様子については細かく書きませんが、ちょっとドキドキ。最後には、あたたかな気持ちになります。 もちろん、真言(マントラ)も。阿闍梨様のお声がとてもやわらかで、心地がよかったです。ちょっと金八先生のホームルーム的な面もあります。
菩薩十善の戒のお話のほか、最後に
菩薩戒牒をくださいます。不殺生、不妄語、不悪口… などの十の禁止事項。まるでヤマ(yama)です。
そして、今日もあります。
おまけ。
この施設、とにかくあちこちに小粋な仕掛けがあります。ほかにも高野山ギャグが眠っているのではないかと、また行きたくなってしまいます。