うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

身体のベクトルをスピードに転化する2つのアプローチ方法

身体のベクトルをスピードに転換する2
旅行記の途中ではございますが、今日はソフトボールを見ながら、ちょっと身体考察。高校時代がっつりソフトボールをやっていたのです。ちなみにキャッチャーで、1番バッターでした。
今日は日本対オーストラリア。打ち合いの、面白い試合。日本がんばれ!(勝ったね。おめでとう)とかいうテンションよりも、もうスポーツの見かたがずいぶん変わってしまったなぁ。今日の両ピッチャーを見ていると、身体のベクトルをスピードに転化する方法がそれぞれに違っていて、面白いんです。
すっごい雑ですけど、絵を描いてみました(笑)。赤が日本、緑がオーストラリアです。両方右投げ。

日本のピッチャー上野さんは「ひねり」をスピードに変えている。ボールが手から離れる瞬間の脚の絡みは「鷲のポーズ」に近い状態。これに、腰、肩の回転が交互にねじられて、「洗濯機の脱水で水が飛んでいる絵」のような弾みが、スピードになっているように見えます。このねじりで内向きに流れる腕の動きが機械じかけのようで、右バッターに対して、アウトコースがきれいに決まっていました。

オーストラリアのロシュさんは、これまた変わったフォームで、最初は「しんどそー!」と思ったのですが、左脚のひざをしっかりロックして、「かかとで踏みしめるバネ」がうまいぐあいにスピードに転化されている。この人の場合は腕の流れが逆になりますから、右バッターに対してシュートしたインコースが鋭い。デッドボールもありましたし。
ちなみに二番目のピッチャーのスメサルトさんは、この二人を足して割ったようなフォームでした。


自分が昔やっていたスポーツを、こんな見かたで観戦するようになるとは思ってもみませんでしたが、ずいぶんとスポーツや格闘技を見るときの奥行きが増した気がします。特にやっぱり、フィギュアスケートが面白い。「いっけん地味だけど難易度の高さはすごいぞこれ」という技を見ると、「この人チャレンジしてるわぁ」と思います。
脚の持ち方ひとつでも、内側からなのか外側からなのかでぜんぜん違いますしね。いやー、スポーツはやっぱり面白いわ。