うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

ラクダのポーズ(ウシュトラ・アーサナ)

ラクダのポーズ(ウシュトラ・アーサナ
この日記が、意外とヨギのかたにまともに見られていることがわかったので、今日は王道のポーズについて書こうと思います。「ラクダのポーズ」です。このポーズを取り入れてられている教室が多そうなので。
ヨガをしていると顔が弛緩してしまい、もともとぼんやりした顔のオトボケ度が7割増くらいになってしまうので、あまり解像度のよい顔写真は大きく載せたくないのですが、ディテールを確認できるよう、勇気を出して大きめ掲載です(泣)。今後はいつもタモさんのグラサンかけなきゃ!


さて、本題に戻りまして、このポーズ、「ヨーガ・バイブル」には「難度の高い後屈を行うにあたって心身を整える、大切なポーズです。肩をほぐし、胸を開き、腰の柔軟性を高めます。」と書いてあります。

体験でおいでになる方には、いつもかかと上げたつま先立ちの状態でチャレンジしていただく、というのが道場のセオリーとなっているくらい、いきなりチャレンジするには難易度の高いポーズです。なので、やったことのない人は気軽に真似しないでくださいね。


手順は、
【1】脚を肩幅に開いて膝立ち。このとき、つま先は膝と同じ幅に。初心者はつま先立ちにしておく。
【2】親指を外側にして腰に手を当てる。
【3】手で腰を前に押し出しながら、お尻も前面に押し出し、胸を反らせる。頭もダラリと垂らし、喉を開く。
【4】胸をじゅうぶんに開き、腰を反らせたら、片手ずつ手を離し、親指を外側にしてかかとをつかむ。
【5】かかとを手で引っ張りながら、胸を天井へ、太ももの付け根を前面へ、最大限に押し出す。
【6】片手ずつ手を腰に戻し、起き上がってくる。

といった流れなのですが、【3】【5】に、奥行きが満載です。
現在のうちこのレベルで意識することは・・・


【3】のとき
・顎を猪木なみに突き出し、喉の皮も縦長に開いちゃう。
・胸を開きながら、肩の大きな関節をなるべく背中の中心に向けてがっぷり寄せる(意識)。
・膝から顎まで、とにかく距離を作る。
・へそ周りを縦長にする意識で距離を作る。


【5】のとき
・かかとは、とにかく"がっつり"つかむ。
・胸をとにかく高く突き上げる。うちこは、ここで「床からちっさいバイキン君がうちこの背中を槍で突こうとしている」イメージをしていますが、あなたなりに胸を高く上げられるトリガーとなる対象を探して、イメージに工夫をするとよいでしょう。「マリオに出てくる背中に棘がついたカメが背中の下でウロウロしている」など、バリエーションは∞。
・肘がまっすぐになって「もう限界では」と思ったら、そこからもうひと息、眼の奥と肩の力を抜きながら息を吐き、脚の付け根を前に押し出し、同時に「割れたお尻をひとつにする!」


もうね、Mな人にはイメージひとつでどこまでも追求できちゃうポーズですこれ。わたし的には、【5】の瞬間をいかに楽しむか、につきるのですが、まだまだひよっこですから、今後もあらたなイメージとの出会いがあると思うと楽しみでしょうがないポーズです。
このポーズをしたあとは、必ず「ウザギのポーズ」もやりましょう。逆側も伸ばしておくことが大切です。


仲間によく「落ち着いている」とか、「黙々と淡々とやってる」とか言われますが、頭の中のイメージはだいたいファミコンです。スーファミではなく、ファミコンです。世代的に!(泣)
鋤と肩立ちのポーズで脚を上げていくときは、もちろん「ジャックと豆の木的なものが伸びていく様(さま)」をイメージしています。