今年は東京・日本橋で12月に108回太陽礼拝を開催します(末尾に告知のリンクを添付します)。
関西では、その前の週に、もう一つの視点でわたしが重視している方法での「集中・瞑想」をテーマにしたヨガクラスを開催します。
今日は、108という数字について書きます。
わたしが初めて108回太陽礼拝をやってみたのは2012年でした。
インドのリシケシという場所にあるヨガ道場で参加しました。
誰も回数をカウントしてくれなくて、「おう、やってるか」と親方が巡回していくスタイルだったので、10回ごとにノートに「正」を2つ書いて進めていきました。
やってみたら運動量としては意外と多くなく、頭が空白になっていく感覚が特殊だなと思い、そこをうまく再現できる形・多くの人が参加しやすい方法を考えて、毎年12月の後半に開催してきました。
108は特別な数字
108はよく煩悩の数と説明されますが、インドでは108という数字をほかの面でも特別視します。
インドのチャンティング・マラ(マントラの数を数えるのに使う、長〜数珠のようなもの)は、108個のビーズで作られていたり、27個のビーズのものもありますが、その場合も、×4で108になります。
わたしは日本の8(八)を「末広がりで縁起がいい」とするような、見た目かーい!という考え方も好きですが、インドのみなさんは数字に対してなんか緻密です。
あの人たち、数字得意なのよねぇ。
天体との関係
インドでは占星術が盛んで、その知識も特別視されます。
ここでも、108という数字が関係してきます。
- 9の惑星×12太陽星座 9×12=108
- 27星座(ナクシャトラ)×4方角(東西南北) 27×4=108
インドで占星術が重んじられる文化については、この本がおもしろいです。
呼吸と挙動で意識を整える
わたしは今年、更年期といわれる時期特有の身体の変化を通じて、以前に増して呼吸や太陽光から受ける恩恵を興味深く観察してきました(参考)。
一定の動きを呼吸に乗せて行うことの最も基本的なシークエンスが、ヨガでは太陽礼拝になります。
1呼吸1呼吸に意識を乗せて動く、そのためだけの時間を通して、ぜひ気持ちが安定していく時間も味わってみてください。
最後はその状態から、ヨガニードラを行います。
ちょっとモダンな会場で開催します。一緒にのびのび動きましょう。
▼関西では、別のテーマで集中・瞑想のためのヨガクラスを開催します
▼銀座のヨガクラスは12月24日(日)が年内最終開催です。