芦花公園駅から徒歩圏内にある、蘆花恒春園へ行ってきました。
「ろかこうしゅんえん」をなかなか覚えられなくて、地図で検索するたびに間違えて「ろかこうえん」を出してしまい、念仏のように公園の名前を唱えて覚えました。
わたしは徳冨蘆花という人物について全く知らず、本を読んだこともありません。
でも記念館へ行ってみたらとてもおもしろく、勉強になりました。
ここへ行ったあと、いまちょうど読み進めている島崎藤村の『春』の後半に、陶山(モデルは山路愛山)という人物の社中の先輩として、徳冨蘆花のお兄さんが登場していました。
この記念館へ行っていなければ、小説の注釈を読んでも人物名をスルーしていたと思います。
蘆花恒春園
ここは竹林と古い居宅があり、中へ入ることができます。
中へ入ると床が隙間だらけだったりオルガンがあったり、入り口の解説もちょっと笑える内容です。家の作りが雑だとボヤいてる(笑)。
こちらは、徳冨蘆花&愛子夫人のお墓。
徳冨蘆花記念館
徳冨蘆花について、冒頭にも書いた通り、わたしはこれまで何も知りませんでした。芦花公園の駅名が人名にちなんでいるなんて、初めて知りました。
が、ここでこの人物を知り、「不如帰(ホトトギス)」って日本史か国語の教科書でみたかも。と思い出し、その生涯とエピソードをここで知ることができました。
えー! トルストイに会ってるとか、まぢー??? と、それはそれは驚き満載で、かぶりつきで歴史を追いかけました。
どどどどどうやってトルストイに会うのよ?! と気になったのですが、お兄様(徳富蘇峰)が歴史家・ジャーナリストで、先にトルストイに会っています。
すごいセレブ世界。トルストイの髭は、文庫の表紙のとおりに、ふわっふわ。
本当にサンタクロースみたいにふわっふわだったんだ〜、と思いながら見ました。(←教養なさすぎ視点)
セレブの昔の世界旅行の写真、めっちゃおもしろいです!
装丁も展示されていました。
こういう勧めかたは本筋からズレてしまうと思うのですが、トルストイ・ファンにもたまらん内容なんじゃないでしょうか。
ここで見られる旅行写真は、こんな人たちがいたんだ〜、というおもしろさでした。
▼お兄さんの旧居も見てきました