思い起こせば一年前の1月なかば、わたしは上海行きのエアチケットを予約して、2月の中旬から中国へ行く気満々でした。嵐の前の静けさでした。
あれから一年、せめて旅気分だけでも味わいたいと思い、かねてより気になっていた池袋の友諠商店・友誼食府へ行ってきました。
北口の交番あたりから徒歩30秒で着くビルの中にあります。
「中国 池袋 フードコート」で検索すればこのビルにたどり着けます。
4階の案内が2段組み。4階推しです。
そんな4階で降りると、そこはスーパーとフードコート。
奥には生け簀があり、さらに左折すると調味料、乾麺、お酒、お菓子がたくさん並んでいます。
壁一枚で隔てられており、この壁の前がフードコートの会計所です。
スーパーのほうはPayPayが使えます。フードコートは現金払いです。
友誼食府(ゆうぎしょくふ)
ところ狭しとさまざまなメニューが並び、ちょっと興味を示すとすかさずレコメンデーションが始まります。ああ、いい…。いいわ。このアジア旅行気分。
一番右は四川料理。
奥は台湾料理。
左は上海料理。
白いご飯は四川料理屋さんで買えます。あとはとにかく、おかず祭!
あれこれ注文して待ち、最初にできたのは、台湾のお店のさつま揚げでした。
ものすごく軽くてスナッキーで、なんかシナモンぽい風味のものがかかっています。
これはおかずというよりも、スナック。ちょっとクセになる。
ここへは、2年前にインドで知り合った人と一緒に来ました。ロシア、中国などいろんなデカい国を旅行されているかた。勘が鋭いのでしょうか。彼女が注文したものは二つとも大当たりの美味しさでした。(わたしのチョイスはさっきのスナック)
芳香がめくるめく鼻の奥で展開するスープ。いま思うと、ここの段階で白ご飯を注文しておけばよかった。
これは水餃子なんだけどスープにもしっかり味があります。これも上海のお店で注文しました。文字が読めないのでパネルを指さして注文しました。これも美味しかったー。
友諠商店(ゆうぎしょうてん)でお買い物
どれもこれも魅力的で、あれこれ買ってしまいました。
ひとつ、西遊記に出てきそうな紹興酒のボトルがあって、買いたくなりました。あのボトルのために中国のお酒も飲めるようになろうかと考えるほどの代物でしたが、やめておきました。
買い物は現実的に、飴とか芋とかお菓子を買いました。
干し芋は2パック買いました。甘くない芋で、あぶって食べました。甘くないのでバターをつけて食べようかな。マンゴーケーキは、もともとパイナップルケーキを買おうと思っていたのだけど、目移りして横にあったものを買いました。
飴(ヌガー)はジャケ買いです。ラッピングの紙がかわいすぎて。
お菓子の棚を見ていたら、後ろから「失礼」とナイスガイが慣れた手つきで箱菓子を迷わずカゴに入れ、去っていきました。
なになになになにそんなに迷わず買うものは! そんなにおいしいの?!
これです。
老婆餅。これは買うしかありません。ネーミング買いです。
ちなみに隣には老公餅が並んでおり、婆はココナッツ、公はピーナッツが使用されています。
老婆は日本語の老婆の意味ではなく「妻」の意味で「ワイフケーキ」ともいうみたい。なんでこっちは老爺餅や老翁餅じゃないんだろ…と思ったらそういうことでした。
わたしは迷わず婆を買いました。だってあの人、迷わずこっちを選んでたし。婆のほうが人気みたいです。老婆餅はラオポービン、老公餅はラオコンビンというそうです。
この場所へは、以下の記事を読んでずっと気になって、やっと行くことができました。
ほんとうに旅気分を味わうことができました。