先日、ヨガ仲間から食事について尋ねられました。
肉は食べるのかという、よくある質問。わたしは自分で作って食べる食事とお弁当では肉類をとらないけれど、誰かと一緒に行く外食では、豚肉・牛肉以外のものなら食べています。挽肉だとあとで気づくこともあり、魚はだいたい食べます。誰かが台所で作ってくれるごはんは、だいたいなんでも食べます。わたしはあまり社交が上手でないので、食べ物は社交優先でいくようにしています。
それでも年々、やはり肉を食べなくなっています。やはりというのは信条的なものよりも、体臭のために食べなくなっています。人の汗の臭いは食べるものでかなり違うのを知ってしまったから。
以前インドのムンバイで暑いなかぎゅうぎゅう詰めのバスに乗っているときに、母が不思議そうな顔をしながら「ねえ、ちっとも臭くないんだけど…」と言ったことがあって、そうなんだよっ!と。
このことに気づいて以来、肉食の考えかたが変わりました。
・・・というのがわたしの実体験と生活なのだけど、週に何度か出入りさせてもらっている企業のかたとは、もちろんこんな話はしません。
会社から補助金の出る社内コミュニケーション催事の半分以上が「肉会」「鉄板焼会」に落ち着くので、そのたびに不参加の意図を伝えます。同じビルの中にある店舗で会場を選ぼうとすると予約できる店に限りがあって、そうなりがちというだけのこと。
なのですが、この状況は結果として ”非正規雇用のスタッフも参加し雇用形態に関係なく分け隔てなく開催されている” という体裁が整わないことになってしまいます。期末になると、遅れてでもいいので来れませんか! という一本釣りの誘いが個別で届いたりして。
その後はいよいよ、アンケートと称して理由を個別で探られることになりました。あらぬ疑いをかけられてはいけません。アレルギーがめちゃくちゃ多いと回答しました。
勉強会やセミナーはできるだけ参加し、会議室で行われるリッツ・パーティーみたいなものにも参加しているので、非社交的だと思われる問題は起きていないはず。だけど、せっかく考案された人事制度への協力ができていません。
こういう板挟みの現状は、東京でも日本人の比率が高い企業ではまだまだある話。いろいろ変わってくるのは、外国人を広く採用するようになってからかな。よくあるジレンマのひとつです。ああまた肉会かと思いながらも、義憤は起きません。
少しだけ迷うのは「インドカレーなら…」という回答をしたらどうなるのだろう…ということ。黄レンジャーか!とカジュアルに突っ込んでくれる人がいたとしても半数以上がポカーンとするほどヤングの多い職場です。八方ふさがりとまではいかずとも、六方は確実にふさがっている。日常って、こんなものです。