うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

「大人の反抗期」は、不機嫌を隠さなくなっただけ?

昨年の夏の終わりごろからひとつ、まったく慣れない習い事を始めたのですが、そこでの先生のトークに興味深いものがありました。
その空間には毎回60人くらい人がいて、わたしは新入り。みなさんと顔見知りになってからは年配の方々の「教えたがり」の気持ちを受け止めるのも役目のひとつになりつつあります。
平均年齢は60歳くらいかな、という空間で、先日先生が「みなさん少しお稽古を続けると、反抗的になりますからね。ふふふ」とおっしゃったのが、おもしろかった!
わたしは "親しくなると不機嫌になる人のマインド" について、インドで受けた授業でもらったテキストをたまに読み返すのですが、よく考えたらそれはヨガに限ってのことではないんですよね。年齢も性別も関係ない。そういうことが、この習い事でもわかります。


何歳になっても反抗期が…ということを、このたびいろいろな角度から見る機会を得て思うに、人から好かれるというのは「不機嫌さを隠し続けられる技術が高い」ということかも。中村天風さんは「人に好かれる」ということを一つの具体的なゴールのように言葉に残していたけれど、それはこの技術のことではないかしら。


帰ってからインドの授業テキストを見直してみたら「不機嫌」と「おしゃべり」が同列で扱われていました。
インドで練習していたとき、わたしがほかの生徒さんからのちょっかいに対応していると「他人の Pay attention to me は放っておけ。いまは練習の時間だ。君は早くやりなさい」と親方が引っぺがしにきてくれたのだけど、いま習っている習い事の先生も、たまにそんな感じでパトロールのように近くに来ては、教えたがりの人をわたしから引っぺがしてくれます。
ベテランはやっぱり、いろいろすごい。