ここは今回の旅行で最も印象に残っている場所です。もうとにかく圧倒的。こんなものがこの世にあるのか! と驚きました。
ひとつの敷地の中に、寺院と塔と博物館とアシュラムがあります。中は写真撮影禁止なのですが、外観の時点でものすごいです。
これが、外側の門。この敷地の中ではこの彫り物はまだ「ざっくり」といえます。というくらい、中がすごいのです。しかも、モチーフが一体一体、ぜんぶ違うのです。
どういうこと? どういう根気? どういう組織で? どんな管理体勢で? と、とにかく監督、デザイナー、チーフ、グループ長、メンバー… どんな体制にしたらこんなことができるのかと、美しさにも技術にも圧倒されつつ、すべてが気になる。
石を、まるでレースのように彫っている
何度も何度も、「レースか!」という声が漏れてしまいます。
もちろんそこに信仰があるのは、そりゃそうなんですが、どうしたらこんなことが可能なのか。
「すごいでしょ〜、すごいのよ〜、見てって〜」とみなさんおっしゃるけれどもあなた、すごさが、すごさがすごすぎませんか。
本堂を出ると塔があるのですが、もうそこまで行く気がなくなるほど、圧倒されてしまいました。
隣は博物館です。この中の展示はなかなかおもしろく、資金あるねぇ…、という内容。入館料は20ルピー(約40円)。
本堂を見てしまうと余力がなくなるので、先に見るのがおすすめです。
アシュラムの食堂とらしきところから、すごくいいにおいが漂ってきました。
アーメダバードはいっけんゴチャゴチャしていますが、市街地から数キロ離れるだけで、このような驚くような見どころがあります。駅の辺りからオートリキシャーで片道60ルピーでした。
ここは「今まで見た建築物のなかで、いちばんすごい」という感想です。わたしよりもヨーロッパの寺院をたくさん見ている人(同行者)もそのように言っていたので、すごく細かい装飾建築を見たいという人はぜひ行ってみてください。
▼ここです
- ハーティースィン・ジャイナ教寺院(Hatheesingh Jain Temple)