うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

大聖院で三蔵法師と写経(広島県・宮島)


宮島では平家納経の展示以外に特に目的がなかったのですが、厳島神社と宝物館のあとにふらっと入ってみたお寺がこれまたたいへんな場所で、なりゆきで写経をしてきました。お経のことばかり考えていると、お経が追いかけてくる。歴史のことばかり考えていると、歴史が追いかけてくる。





あら、お寺。





とりあえず行く。





おっ。なかなか細かい彫り。これは期待できるわ、と思ったお寺は真言宗御室派のお寺。
ってことは、いらっしゃるのね♪ あのかたが。 と思いながら、ときめきながら参りました。
ちょっと目を横にやると



ななななななな、なんだ…





同じ帽子の





あっ。これは





阿羅漢!






なかなかのスター揃い。てゆうか帽子の揃いかたが徹底してる。




油断してたら、とんでもないもの見せられたわ。


このカメヤマローソクのベンチを見ると、ほっとします。
自販機もあるし、ゆっくりしちゃおうかしら。と思ってあたりを見ると…
となりに


写経道場が。自由にやっていいと書いてある。
ちょっと、入ってみようかな…





あら、すてき。
むむ? あの奥におられるのは…





ぎゃー。でたー。





お経を背中に積みすぎな人。玄奘三蔵法師。天竺(インド)からありがたいお経を大量にお持ちくださいました、の像。
この時わたしは前夜に名古屋でさんざん三蔵法師の話をしまくった後(歴史の生ブログをしてきた)だったので、「こわいわ!」ってなった(笑)。





あまりにこわかったので、写経してきました。
途中で何度か本堂からリアルマントラが聴こえてきて、最高の環境。
墨汁ではなく水と墨と硯で、般若心経と十句観音経がセットになっていました。
この道場、すごくいいわぁ。


写したお経は


向かいのお堂に写経納経箱がありますので、こちらへ。




空海さんに会えると思ってときめいていたら、とんでもなくこわい人に会っちゃった。ふぅ。
気を取り直して(というか、写経がんばりすぎ)


からす天狗さんの前など通って階段をのぼりました






ここもまた、彫刻像が素晴らしい。
たいへん芸術点の高いお寺だわ… と思っていたら





こらー!


ぎゃー!





お前ちょっと油断してただろー!


してましたー!






わしが天竺から持ってきたお経、もっと見ろ!


はい…




どこまでも玄奘三蔵が追いかけてきます。
ベトナムで見たイケメン玄奘はえらい違いだけど、でもすごくリアルだわ。
きっとこのくらいパワフルな形相だったのだと思う。



やれやれ。いつになったら会えるのさ、お大師様よ。
と思いながら



波切不動さまなどを見ると、いよいよかという気がする。





仏陀がゆるい。三蔵の100倍ゆるい。あなたいちばん偉いはずでは?
むー。にしても、お大師さまはいずこ…
と思っていたら、


遍照窟入口、とな。もうこれ絶対会える展開。わーい。






いらしたー。「やっと会えたね」だわ! もう。





ここは、こんな空間でした。



んーでも、なんかこうじゃない。こうじゃないよね。
こう、いつもの、あの感じの修行像は、いずこ…
と思っていたら


いらしたー。
さりげない。さりげないよ。





やっと会えたね。


うん♪



気がすんだので、もう帰ろ、と思っていたら


すばらしい解説。このお寺、すばらしいの。





もうヤバい感じがしてますよね。すでに。





ポージング、おかしくないですかあなた。





そこの後ろの人も、表情とポーズが、あってないですよねそれ。
いろんな方向でかなりハイレベルなのです。






目出しダルマもラブリィ。




ここからは


うわーもうすぐフェリーの時間だよ! ってんで、もう速足。
このお寺は、うっかり入ると見どころが多すぎるうえに写経までできてマントラまで聴けて、時間がいくらあっても足りません。
牡蠣を食べる時間がなくなってしまいました。


▼ウェブサイトだとまじめそうだけど、実際行くといろいろすごい